Project/Area Number |
23K20769
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Project/Area Number (Other) |
21H00947 (2021-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
松本 昇 信州大学, 学術研究院人文科学系, 准教授 (60813863)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 友一 関西学院大学, 文学部, 助教 (00879710)
藤野 正寛 日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所, 人間情報研究部, リサーチスペシャリスト (90850743)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,160,000 (Direct Cost: ¥13,200,000、Indirect Cost: ¥3,960,000)
Fiscal Year 2024: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,980,000 (Direct Cost: ¥4,600,000、Indirect Cost: ¥1,380,000)
Fiscal Year 2022: ¥5,980,000 (Direct Cost: ¥4,600,000、Indirect Cost: ¥1,380,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
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Keywords | 無意図的想起 / 不随意記憶 / 抑うつ / 不安 / マインドフルネス / 直接検索 / 内受容感覚 / PTSD / 自伝的記憶 / うつ病 / 不安症 / 予測符号化 / 精神疾患 |
Outline of Research at the Start |
ネガティブな記憶や未来についてのイメージがふと頭に浮かぶ現象(無意図的想起)は精神疾患を抱える方に幅広く観察されます。本研究では,ネガティブな無意図的想起がなぜ生じるのか,「ふと浮かんだ」という感覚がなぜ生じるのかを,心理学的に明らかにすることを目的としています。この研究の仮説は,記憶を思い出したり未来のイメージをする過程に対する内的な注意が欠如していると,無意図的想起が生じたと主観的に判断されやすくなるというものです。その実証のために,記憶を思い出したり未来のイメージをする課題を実施し,「ふと浮かんだ」判断に関連する指標を探究し,また,それが精神疾患と関連するかどうかを検討します。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は直接検索/無意図的想起に関与する生理指標についての探究を行った。(a)心拍カウント課題におけるbeat-to-tap consistencyと直接検索/無意図的想起の頻度の関連、(b)記憶検索中の心拍と心拍誘発電位についてデータ収集を完了した。現在はこれらのデータの解析中であり,2023年度中の発表を目指す。 上記のプロジェクトを進めるとともに,精神疾患における直接検索/無意図的想起の異常に関する国際共同研究を進めた。これらの研究の一部はCognition and EmotionやJournal of Behavior Therapy and Experimental Psychiatryといった国際誌に発表された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年度に予定していた脳波実験や心拍を測定する実験を完遂することができた。サブプロジェクトも論文発表を積み重ねており、順調に成果が出ている。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度はマインドフルネス介入によって直接検索/無意図的想起の低減がみられるかどうかを検証する予定である。ランダム化比較試験を実施するため,その準備を進めている。並行して,生理指標に関するデータ解析や論文執筆,国際共同研究を推進していく予定である。
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