Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
大質量星は進化末期に太陽質量の数倍にもなる質量を極短期間のうちに宇宙空間に放出する可能性がある。イータ・カリーナ星の大噴出がその例である。II型超新星の研究者達は、大質量星が進化最末期に数太陽質量もの質量を極短期間に放出しなければ、様々な観測結果が説明できないと指摘しており、大質量星の大規模質量放出がにわかに注目を集めている。しかし、この大規模質量放出現象がいつどのようにして起こるのかは現在全く理解されていない。本研究は数多くの進化末期にある大質量星をモニター観測する事により大規模質量放出現象を捉える確率を高めるため、自前の広視野赤外望遠鏡を製作して観測を行う。