多種・大規模データのインテリジェント融合による道路網の信頼性評価と維持管理方略
Project/Area Number |
23K20973
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Project/Area Number (Other) |
21H01451 (2021-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 22050:Civil engineering plan and transportation engineering-related
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
中山 晶一朗 金沢大学, 融合科学系, 教授 (90334755)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 俊一 金沢大学, 地球社会基盤学系, 准教授 (10243065)
山口 裕通 金沢大学, 地球社会基盤学系, 准教授 (10786031)
久保 善司 金沢大学, 地球社会基盤学系, 准教授 (50324108)
高山 雄貴 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (90612648)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,030,000 (Direct Cost: ¥13,100,000、Indirect Cost: ¥3,930,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
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Keywords | 信頼性評価 / 土木計画学・交通工学 |
Outline of Research at the Start |
災害・日常時の両方で道路ネットワークの信頼性や脆弱性を評価するために,橋梁・トンネル・盛土等の点検・管理データから,高度情報処理によって道路ネットワークシステム全体を計測・把握するのに必要十分な重要な要素を抽出する.また,プローブデータ(新型ETC搭載車の移動軌跡データ)から得られる走行速度や所要時間等の交通状態の変化に対し,データ欠損・未観測部分を補完する手法について検討する.さらに,構築したデータを用いて道路ネットワークの信頼性の評価を行う.
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Outline of Annual Research Achievements |
道路ネットワークは橋梁・トンネル・盛土等の様々な要素(構造物)によって構成され,それらがネットワーク的につながる巨大なシステムである.膨大な数の道路構造物のすべてを高い水準で維持管理することは財政上困難であり,この中でクリティカルな要素(重要な道路構造物)を抽出できると,それらを優先的に点検・維持管理することができ,道路ネットワークの信頼性や強靭化に結びつく.このような観点から,令和4年度では,まず,DRM(デジタル道路地図)の道路リンクとマッチングさせながら,金沢河川国道事務所・石川県・いしかわまちづくり技術センターから既に収集していた石川県内の道路構造物の点検・管理データ及び国土数値情報等からの災害ハザード情報をG空間(高度地理情報空間)上に整理し,さらにETC2.0等のプローブ・データ等を加え,道路交通データ,災害ハザードデータをG空間上に共有するシステムのさらなる精緻化を図った.また,道路ネットワークの交通混雑などの交通状態量変化の把握については,生活・業務活動から24時間その他の少数の周期が卓越するため,スパース性を仮定した圧縮センシングが有用であるとの考えから,上述のデータ融合システムから石川県内の道路ネットワークを構成する各道路リンクの(欠損等もある)時々刻々変化する交通状態量(平均走行速度等)について,基底となる代表周期の抽出し,道路リンク間の時間遅れや代表周期の構成割合を圧縮センシングによって,時間と空間の両方の代表時空間周期を抽出する方法について検討を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
DRM(デジタル道路地図)の道路リンクとマッチングさせながら,金沢河川国道事務所・石川県・いしかわまちづくり技術センターから既に収集していた石川県内の道路構造物の点検・管理データ及び国土数値情報等からの災害ハザード情報をG空間(高度地理情報空間)上に整理し,さらにETC2.0等のプローブ・データ等を加え,道路交通データ,災害ハザードデータをG空間上に共有するシステムのさらなる精緻化を図ることができたこと,また,生活・業務活動から24時間その他の少数の周期が卓越するため,スパース性を仮定した圧縮センシングが有用であるとの考えから,上述のデータ融合システムから石川県内の道路ネットワークを構成する各道路リンクの(欠損等もある)時々刻々変化する交通状態量(平均走行速度等)について,基底となる代表周期の抽出し,道路リンク間の時間遅れや代表周期の構成割合を圧縮センシングによって,時間と空間の両方の代表時空間周期を抽出する方法について検討が進んだため.
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Strategy for Future Research Activity |
今年度検討した手法を用いて,石川県全体の道路ネットワークなどの信頼性評価および基底要因の抽出を行う.また,疎視化などするとともに,それらのつながりを再構成することによって,道路ネットワークの連結性や交通需要・利便性などの観点でクリティカルな要素(重要な道路構造物)を抽出する手法を開発し,効率的に道路ネットワークの維持管理を行う方略を提案する.
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)