Project/Area Number |
23K20992
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Project/Area Number (Other) |
21H01510 (2021-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 23030:Architectural planning and city planning-related
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Research Institution | Tohoku Institute of Technology |
Principal Investigator |
竹内 泰 東北工業大学, 建築学部, 研究員 (30553862)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
脇田 祥尚 近畿大学, 建築学部, 教授 (40280119)
田代 亜紀子 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 准教授 (50443148)
張 漢賢 公立鳥取環境大学, 環境学部, 教授 (80341064)
魚谷 繁礼 京都工芸繊維大学, KYOTO Design Lab, 特任教授 (80601450)
政木 哲也 京都橘大学, 工学部, 専任講師 (30796264)
田中 麻里 群馬大学, 共同教育学部, 教授 (10302449)
白石 英巨 金沢大学, 地域創造学系, 講師 (00943599)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥16,120,000 (Direct Cost: ¥12,400,000、Indirect Cost: ¥3,720,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
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Keywords | 聖祠 / 東南アジア / 歴史的都市 / 漸層性 / 共通性 / 相違性 / 多層性 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、まちかどに祀られている小さな宗教施設、即ち聖祠の配置や都市的分布を調査・分析することから、歴史的都市の空間特性を明らかにする研究である。聖祠は、住民により祀られ維持継承されてきたものであるため、都市の環境を形成してきた重要な空間要素であると言え、その配置には地域固有の空間概念が色濃く表れているものと捉えることができる。 本課題では、東南アジア、特に中国の広州地域の歴史的都市を主な対象として、聖祠の配置調査を行う。また、周辺国における複数の歴史的都市においても同様の調査を並行して行う。それら結果を広域的に相対化することで、東南アジアの各地域の空間的関連性と独自性を構造的に示す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、街路などに祀られている小さな宗教施設(聖祠)の配置や分布を調査・分析することから、歴史的都市の空間特性を明らかにする研究である。本課題では、東南アジア、特に中国の広州地域を中心とした歴史的都市を対象として、聖祠の配置調査を行うものである。東南アジアの複数の歴史的都市において、聖祠の配置や都市的分布を調査し、それら結果を相対化させ比較することから、東南アジア地域における各歴史的都市を特徴づけている諸文化の影響のグラデーション(漸層性)について検証することを目標としている。 2023年度は3年目の年度にあたる。新型コロナ感染症の影響により、昨年度までは当初予定していた中国東南部での調査を行うことができなかったが、その周辺諸国での調査を先行させることで全体の進捗を図った。今年度は中国への渡航が可能となったため、6月に深セン、香港、澳門での予備調査(竹内、脇田)、11月に広州及び潮州での調査(竹内、脇田)、3月に澳門、香港での調査(竹内)を実施することができた。また、周辺国での調査も8月にカンボジア、マレーシア(竹内、脇田、白石、張)、11月にタイ、ベトナム(魚谷)、3月にタイ(田代)での調査を行った。 昨年度の調査をまとめ、日本建築学会大会での発表を沖縄で1編、カンボジアで2編行っている。また、台湾大学主催の研究会(続-海域アジアの暮らしと移動)において沖縄での研究成果を発表した(竹内、脇田)。 次年度は最終年度であるため、中国東南部での調査の進捗を図るとともに、周辺諸国での調査も継続して行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初年度及び昨年度の新型コロナウイルス感染症の蔓延防止対策の影響により調査活動が予定通り行えなかったが、周辺諸国への調査を予定より早めて進めたことと、今年度から中国への渡航が可能となったことで、研究全体の進捗を回復させることはできたが、まだ当初の予定通りまで回復できておらず、進捗はやや遅れた状況となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度以降は、現地研究者とも連絡をとりながら中国東南部での調査を中心に行うこととし、調査の進捗を回復することを目指す。また、これまで行ってきた中国東南部周辺諸国での調査も取りまとめを視野に入れ行うこととする。
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