Project/Area Number |
23K20994
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Project/Area Number (Other) |
21H01513 (2021-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 23030:Architectural planning and city planning-related
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
大谷 由紀子 摂南大学, 理工学部, 教授 (00411116)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大佛 俊泰 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (00211136)
三原 正一 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 特定教授 (00899130)
高木 真人 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 准教授 (10314303)
岸本 まき (田頭 まき) 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 助教 (20880074)
榊 愛 (石川愛) 摂南大学, 理工学部, 准教授 (60581311)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,290,000 (Direct Cost: ¥13,300,000、Indirect Cost: ¥3,990,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥8,060,000 (Direct Cost: ¥6,200,000、Indirect Cost: ¥1,860,000)
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Keywords | こども / 行動モニタリング / 保育所 |
Outline of Research at the Start |
本研究は,都市部のインナー型保育所を対象に,行動モニタリングの手法を活用し,保育士とこども・プログラム・空間の3点に着目し,保育士とこどもの動きや密度などの定量的分析を通じて,こどもの育ちを最優先した保育環境の検証を行う.具体的には,保育士の経験知や勘に依って試行される保育環境を,連続的な行動モニタリングによって,個々の行動,相互関係,室内環境を分析する.そして,こどもの発達に不可欠な親密な関係を重視して保育環境の吟味と検証を行い,環境づくりに携わる関係者等にエビデンスとして提示する.
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Outline of Annual Research Achievements |
社会状況を踏まえた新たな調査方法の確認を行うため、画像取得の方法は、保育室にWEBカメラを設置して撮影する方法から、保育園が各室に設置している防犯カメラ画像を用いることとした。防犯カメラ画像をもとに、2歳児クラスの午前の自由あそび時間から午睡準備まで、約1時間半を切り取り、園児の動きをデータ化し、複数の異なる手法で骨格推定+関節 CSV の出力を試行した。 ここでは個人識別、個人属性、保育室での位置座標の検証を行い、活動内容の同定、活動量に計測に展開するための基本情報として、推定精度を確認した。 結果、家具や人によるオクルージョン問題、座っている人物の認識、人物同定、位置座標のずれなど数多くの問題が見出され、いずれのソフトも人物検出、位置座標の推定等に十分な精度が得られないことが明らかになった。園児は身体サイズが小さく、保育室では複数のこどもが頻繁に動き回り、幼児の画像データが非常に少ないことも推定精度に影響していると考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
社会状況の改善が見込まれず、保育園より実地調査の延期の要請を受け、実地調査を伴わない、保育園にストックされた防犯カメラの画像を用いる方法とした。当該画像をもとに、複数の解析ソフトで解析を試行したが、ファイル読込機能や人物認識といった初期段階に問題が発覚した。さらに、推定精度も十分に得られなかったことから、何れも開発途上であった。そのため、画像取得と解析手法の技術的検討を重ね、若干の遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに判明した課題を踏まえ、画像取得と解析手法の技術的検討を重ね、ブラッシュアップを図る。保育室や家具の計測、おもちゃの収納場所など、保育園での実地調査が必要な事項については保育園と相談し、実施可能な時期を見据えて研究倫理委員会申請を行う。また、自動推定の試行と並行して目視による短時間の正解データを作成し、高精度のデータと照合するとともに、園児の行動の特徴を把握する。
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