Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
地球温暖化への対策、また貴重な炭素資源確保という観点から大気中の二酸化炭素をエネルギー源物質として還元・転化し、再利用を図ることは環境・エネルギー問題解決に資するポテンシャルを有する。その方法の一つとして、太陽光を利用し、光触媒により二酸化炭素を還元し、有用な化合物に転化する人工光合成の研究を行う。ここでは太陽光有効利用のためその可視光全域(赤色光まで)を利用し水を電子源に二酸化炭素を還元し、有用物質である一酸化炭素およびメタンなどを選択的に合成する検討を行う。その合成において植物の光合成レベルである太陽エネルギー変換効率0.3%程度を達成する。