Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
植物は根において栄養を選択的に吸収し、全身に張り巡らされている維管束を通して、各組織、器官へ栄養を分配し、利用、貯蔵を行っている。これら一連のプロセスを可能にしているのが、外界との隔壁として機能するアポプラスト障壁である。本研究では、アポプラスト障壁(カスパリー線、neck strip、スベリン層)の形成機構や生理学的な機能を明らかにすることを目的としている。特に、本研究において新たに見出した地上部の新規のアポプラスト障壁、neck strip、の形成の分子機構の解明とその機能について明らかにする。