Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
高齢化の世界的進行に伴い、認知症高齢者の数は年々増加傾向にある。我が国の認知症高齢者数は2025年に730万人を超えると推定されている。現在、認知症を根治する有効な治療法、薬剤は存在しない。そのため早期診断による予防が最善策とされている。そこで本研究では、軽度認知障害(MCI)者のゲノムデータ、遺伝子発現データ、臨床情報のマルチオミクス統合解析からアルツハイマー病(AD)への移行に関わるリスク因子を網羅的に探索、同定し、MCIの時点でAD移行確率を予測する診断システムの開発を目指す。