Project/Area Number |
23K21359
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Project/Area Number (Other) |
21H02626 (2021-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 47030:Pharmaceutical hygiene and biochemistry-related
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Research Institution | Osaka Metropolitan University (2022-2024) Osaka City University (2021) |
Principal Investigator |
松原 勤 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (20628698)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
湯川 博 名古屋大学, 未来社会創造機構, 特任教授 (30634646)
中瀬 生彦 大阪公立大学, 大学院理学研究科, 教授 (40432322)
吉成 浩一 静岡県立大学, 薬学部, 教授 (60343399)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥16,640,000 (Direct Cost: ¥12,800,000、Indirect Cost: ¥3,840,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2021: ¥5,590,000 (Direct Cost: ¥4,300,000、Indirect Cost: ¥1,290,000)
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Keywords | HSD17B4 / 肝硬変 / 肝星細胞 / 線維化 / 治療薬 |
Outline of Research at the Start |
申請者が見出したHSD17B4タンパク質の新機能 (肝星細胞内へ取り込まれ核内へ移行してCOL1A遺伝子発現を抑制する機能)を基軸とした肝硬変治療薬を実現するために、①HSD17B4タンパク質が肝星細胞に取り込まれる分子機序の解明、②HSD17B4タンパク質のCOL1A遺伝子転写制御機構の解明、③肝線維化マウスにおける組換えヒトHSD17B4タンパク質の有効性・安全性の評価を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究で開発している肝硬変治療薬について以下の実験を行った。 (3-1)HSD17B4蛋白質を断片化した8種の発現プラスミドを作成し、肝星細胞に導入して蛋白質が発現していることを確認した。確証実験が必要であるが、核内移行に必要な領域とCOL1A遺伝子発現の抑制に必要な領域が推定された。 (3-2)CDH5-Cre dtTomatoマウスから肝臓を取り出し、透明化を行った後、ライトシート顕微鏡などで観察すると肝臓の血管(門脈や中心静脈、類洞内皮細胞)が3次元的に観察された。 (3-3)マウス肝臓から肝細胞、肝星細胞、肝類洞内皮細胞を単離し、膜蛋白質をビオチンラベルした。細胞をホモジナイズした後、アビジン-マグネットビーズでビオチンラベルした膜蛋白質を回収して、質量分析にて蛋白質を同定した。肝細胞、肝星細胞、肝類洞内皮細胞のそれぞれに特異的に高発現している蛋白質を20個選出した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
問題なく順調に研究が進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
(3-1)核内移行に必要な領域とCOL1A遺伝子発現の抑制に必要な領域についてペプチドサイズまで確定させる。 (3-2)組換えヒトHSD17B4蛋白質を投与し、ヒトHSD17B4蛋白質の体内分布を調べる。 (3-3)同定した蛋白質について検証し、細胞特異的輸送系の基盤を構築する。
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