Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
皮膚筋炎は、皮膚および筋の炎症性変化を主徴とする自己免疫疾患であり、治療法が確立していない難病である。皮膚筋炎の概念は過去約10年 の間に飛躍的に進歩し、自己抗体により病型分類する考え方が主流となってきた。本研究は、4つの皮膚筋炎主要自己抗体、抗ARS抗体、抗MDA5抗体、抗TIF1抗体、抗Mi-2抗体の抗原免疫により誘導される筋炎・間質性肺炎マウスモデルおよびヒト皮膚筋炎患者検体の両方を用いて、「4つの自己抗体により規定 される皮膚筋炎」のそれぞれの病型について、病因・病態の探索、皮膚病変を主たる対象とした疾患パスウェイ解析、個別特異的治療法の探索と確立 の3つの面から研究を行う。