Project/Area Number |
23K21509
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Project/Area Number (Other) |
21H03172 (2021-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58010:Medical management and medical sociology-related
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Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
能登 真一 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (00339954)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下妻 晃二郎 立命館大学, 生命科学部, 教授 (00248254)
齋藤 信也 岡山大学, 保健学域, 教授 (10335599)
白岩 健 国立保健医療科学院, その他部局等, 上席主任研究官 (20583090)
福田 敬 国立保健医療科学院, その他部局等, センター長 (40272421)
石田 博 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50176195)
齋藤 翔太 新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (60739465)
岩谷 胤生 岡山大学, 大学病院, 講師 (90771379)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥16,640,000 (Direct Cost: ¥12,800,000、Indirect Cost: ¥3,840,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2023: ¥6,630,000 (Direct Cost: ¥5,100,000、Indirect Cost: ¥1,530,000)
Fiscal Year 2022: ¥5,980,000 (Direct Cost: ¥4,600,000、Indirect Cost: ¥1,380,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 選好 / QOL / 脳卒中 / 効用理論 / PBM |
Outline of Research at the Start |
医療技術に対する費用対効果評価のアウトカムとして用いられるQOL(効用値)について,人々は「なぜ」そのような選好をするのかという選好を形成する根拠を解明する.そのために,日本人の健康の価値観に影響する信条や価値観などの心理的概念を調べ,さらに今後の医療資源配分に関して課題となる感染症や高額医療,終末期医療など特定の健康状態について,その影響を実証的に検証する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,患者の選好に影響を与える心理学的構成要素は何かというリサーチクエスチョンに基づいて,自己効力感(self-efficacy)や自己の健康管理との関係について調べた.日本在住の一般住民を対象にウェブアンケートを通して,EQ-5D-5L,HUI3,General Self-Efficacy Scale(GSES),Health Locus of Control Scale(HLCS)を用い,運動習慣,睡眠状態,薬の使用状況などの影響もあわせて調査した.また脳卒中経験者に対しては,リハビリテーションに対してどのような要素を選好するかについてDiscrete Choice Experiment(DCE)という手法を用いて調査した.健常者に対する選好調査では,EQ-5D-5LスコアとGSESおよびHLCSとの相関はそれぞれ0.253および0.223であり,HUI3スコアとの相関はそれぞれ0.42および0.30であった.適度な運動習慣と睡眠は,自己効力感および健康管理の場所と強く関連していた.一方,脳卒中患者に対する調査では,リハビリテーションプログラムのうち,統計的に有意な係数が算出されたのは,1時間の治療(0.173、95%CI=0.088-0.258),通院(0.241、95%CI=0.180-0.303),女性セラピスト(0.186、95%CI=0.125-0.247)であり,治療内容や治療対象となる麻痺肢については,有意差を認めなかった.これらの結果から,健常者では運動習慣や睡眠に,リハビリテーションではいくつかの要素に選好の偏りがあることが実証され,これら人々の選好を理解し,さまざまな政策やアプローチを検討していく必要性が示唆された.
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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