Project/Area Number |
23K21542
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Project/Area Number (Other) |
21H03237 (2021-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | University of Kochi |
Principal Investigator |
大川 宣容 高知県立大学, 看護学部, 教授 (10244774)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
緒方 久美子 福岡大学, 医学部, 教授 (00309981)
佐藤 まゆみ 順天堂大学, 大学院医療看護学研究科, 教授 (10251191)
平尾 明美 千里金蘭大学, 看護学部, 教授 (90363720)
森本 紗磨美 高知県立大学, 看護学部, 助教 (10457939)
田中 雅美 高知県立大学, 看護学部, 助教 (50784899)
神家 ひとみ 高知県立大学, 看護学部, 助教 (80849787)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥7,540,000 (Direct Cost: ¥5,800,000、Indirect Cost: ¥1,740,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
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Keywords | クリティカルケア看護師 / 緩和ケアコンピテンシー / 全人的苦痛緩和 / 教育プログラム開発 / 緩和ケア / コンピテンシー / プログラム開発 / クリティカルケア / 看護師 |
Outline of Research at the Start |
重症患者のケアをする看護師はストレスにさらされながらも、患者・家族を中心に苦痛を和らげ全人的な介入を続けている。治療開始と同時に重症患者とその家族の全人的苦痛を緩和するケアを提供することは、患者・家族が苦境を乗り越える力をもたらし、QOL向上に寄与する。そこで、本研究ではクリティカルケア看護師の緩和ケアコンピテンシーを明らかにし、クリティカルケア看護師の緩和ケアコンピテンシー育成プログラムを実践的に開発することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究はクリティカルケア看護師の緩和ケアコンピテンシーを明らかにし、クリティカルケア看護師の緩和ケアコンピテンシー育成プログラムを開発することを目的としている。本年度は、文献検討と事例検討により、クリティカルケア看護師の緩和ケアコンピテンシーを明らかにするために研究計画を洗練化し、グループインタビューを開始した。 文献検討より、【治療開始と同時に行う】【ホリスティックで人間中心のアプローチである】【患者・家族の生活の質の向上を目指して提供する】【日常行うクリティカルケア看護実践に統合して提供する】ことをクリティカルケアにおける緩和ケアとした。さらに、クリティカルケア看護師の緩和ケアコンピテンシーの暫定的定義を「生命危機状態にある患者に対し、治療開始と同時に緩和ケアニーズつまり全人的苦痛を把握、緩和ケアの必要性を判断し、基本的緩和ケアを実施、その成果を評価する看護師の行動特性」として、研究計画を洗練化した。グループインタビューの準備を整え、10施設に研究協力者の紹介を依頼し、調査を開始した。 また、事例検討プロトコールの開発と洗練化を目指して、クリティカルケア領域の緩和ケアに関心を持つ看護師との事例検討会を開催し、看護師が日常的に緩和ケアが実践できていないと思い込んでいる現状があること、治療が奏功しない状況でその思いが強くなる傾向があることを確認した。看護観が表現できるような場づくり、日常ケアの中で看護師が実施できたことを客観視する機会として、事例検討を行うことの意義が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
グループインタビューの実施調整までに時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
緩和ケアコンピテンシーを明らかにするためのグループインタビューを開始したが、十分な成果を得られていないため、グループインタビューの実施期間を延長して対応する。 実態調査については、文献レビューをもとに調査項目を抽出し、グループインタビューの結果との統合により最終調査項目とする。
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