Budget Amount *help |
¥15,730,000 (Direct Cost: ¥12,100,000、Indirect Cost: ¥3,630,000)
Fiscal Year 2025: ¥6,240,000 (Direct Cost: ¥4,800,000、Indirect Cost: ¥1,440,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
|
Outline of Annual Research Achievements |
運動や入浴などにより体温を38.5℃まで上げることを連日行うと、熱放散に必要な発汗量が増え、暑さに慣れたからだになる。これを暑熱順化といい、暑熱対策に重要である。パラスポーツ分野では脊髄損傷者の暑熱順化に関する研究報告が一部あるが、その他の身体障がい者についてはわかっていない。 これまでに私たちは暑熱順化していない下肢切断者が暑い環境で持久性運動を行うと、健常者よりも発汗反応を高めることで体温を調節することを報告した(Hasegawa H, 2020; Fukuhara K, 2021)。ここでの学術的問いは、すでに高い発汗反応を示す下肢切断者は健常者のように暑熱順化しないのではないか、と考えた。この問いが明らかになれば、下肢切断者の暑熱順化に関する知見が得られ、適切な暑さ対策を提案する一助となる。 そこで本年度では、39℃の温水に乳頭ラインまで30分間浸かり、これを7日間連続で行う暑熱順化トレーニングを実施した。しかし、症例数が少なく、次年度以降も継続する。下肢切断という身体障がい特性を考慮した暑熱対策を検討することはパラスポーツ分野の発展に貢献する。
|