Relationships between femoral morphological abnormalities / joint malalignment and locomotor disorders
Project/Area Number |
23K21615
|
Project/Area Number (Other) |
21H03346 (2021-2023)
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
|
Research Institution | Hiroshima International University |
Principal Investigator |
小澤 淳也 広島国際大学, 総合リハビリテーション学部, 教授 (00435059)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森山 英樹 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (10438111)
金口 瑛典 広島国際大学, 総合リハビリテーション学部, 講師 (10826704)
松田 美和 広島国際大学, 保健医療学部, 助教 (50880241)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
|
Budget Amount *help |
¥17,160,000 (Direct Cost: ¥13,200,000、Indirect Cost: ¥3,960,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
|
Keywords | 膝関節マルアライメント / 成長期 / 膝蓋大腿関節 / メカニカルストレス / 膝蓋骨脱臼 / 骨形態 / 膝関節アライメント / 膝蓋骨不安定症 / 骨形態異常 / マルアライメント / 荷重 / 運動器疾患 |
Outline of Research at the Start |
乳幼児期は骨形成が活発な時期であり、歩行獲得後(幼児期)の荷重も骨形成に重要とされる。そこで、幼児期の免荷が、大腿骨の形態異常や膝関節の歪み(マルアライメント)が誘発されるかを調査する。関節形態の変化は、変形性関節症(OA)の危険因子とされる。そこで、幼児期の免荷により膝OAが出現するかを実験的に検証する。それにより、幼児期からの適度な荷重が、将来の膝OAを含む運動器疾患を予防出来る可能性を示す。
|
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度の研究では、幼若雌性ラットへの後肢懸垂による骨形態・膝関節アライメントへの影響を、膝関節X線CT画像を用いて定量評価した。その結果、大腿骨近位および遠位での骨形態異常と、膝蓋骨の外方傾斜、脛骨外旋、膝蓋骨の側方変位や膝蓋骨外側脱臼といったマルアライメントを示した。これらの結果から、関節内構造変化に伴う膝蓋骨の側方制動機能の破綻が示唆された。 そこで今年度は、膝蓋大腿関節の組織学的解析を行った。その結果、懸垂4週より滑膜の増生が、懸垂8週で大腿骨滑車溝における軟骨の変性・消失が認められ、膝蓋大腿関節の変形性関節症が生じることを確認した。前年度に実施した膝全体・前十字靭帯の機械的特性や関節可動域の結果と併せて考えると、このような病理変化は、関節弛緩性の増加により誘発されると考えた。そこで、後肢懸垂後のラット内側膝蓋大腿靭帯を採取し、マイクロアレイにより遺伝子発現を網羅的に解析した。その結果、コラーゲン分解酵素であるmatrix metalloproteinase (MMP)-2、-3上方制御、MMPインヒビターであるtissue inhibitor of metalloproteinase (TIMP)-3, -4の下方制御が認められた。 さらに、どの程度までの免荷期間が、再荷重後にも骨形態異常・膝関節マルアライメントを出現させるかを調査するため、4週齢から1、2、4週間の後肢懸垂後に12週齢まで再荷重を実施した。その結果、大腿骨頚部前捻角、顆部内外側サイズ比、滑車角、外側滑車傾斜角度、膝蓋骨傾斜角度において、2週以上の懸垂期間で再荷重後にも変化を認めた。一方、脛骨粗面-滑車溝間距離や膝蓋骨側方変位(Bisect offset)は4週間懸垂を行っても変化がみられなかった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究は概ね計画通り進行しており、研究成果は学会発表している。また研究の一部は、現在国際誌に論文投稿中もしくは投稿準備中である。
|
Strategy for Future Research Activity |
今年度のマイクロアレイの結果から、成長期の免荷が関節弛緩性を誘発する要因として、MMPsを介したコラーゲン分解経路の関与が推測された。そこで本年度は、MMP阻害剤であるDoxycyclineを投与することで、後肢懸垂に誘発される関節弛緩性への影響を調査する。さらに、成長期の免荷に誘発される変化を、間歇的な荷重や全身振動刺激で抑制できるかを、骨形態異常やマルアライメント、膝関節病理といった観点から調査する。
|
Report
(2 results)
Research Products
(6 results)