Project/Area Number |
23K21648
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Project/Area Number (Other) |
21H03402 (2021-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 60030:Statistical science-related
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
高橋 邦彦 東京医科歯科大学, M&Dデータ科学センター, 教授 (50323259)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安齋 達彦 東京医科歯科大学, M&Dデータ科学センター, 准教授 (20882054)
山本 倫生 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 准教授 (50721396)
島津 秀康 北里大学, 未来工学部, 教授 (20634348)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,030,000 (Direct Cost: ¥13,100,000、Indirect Cost: ¥3,930,000)
Fiscal Year 2025: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | クラスタリング / モデリング / 疾病集積性 / 時空間データ |
Outline of Research at the Start |
保健・医療を含む健康関連分野において,対象となるデータの中に複数クラスタが存在する場合,解釈可能なクラスタの定義やその最適な個数の推定は大きな課題の一つとなっている。本研究では,具体的にいくつかの健康関連時空間データを想定しながら,複数クラスタが存在する場合のクラスタの定義とその統計的モデリングの検討を行う。また抽出されたクラスタに基づく統計的評価に関する問題点を明らかにし,それを解決するための適切な方法論の開発を検討する。さらに実際のデータへの適用を行った実践研究も併せて行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,空間疫学におけるクラスタリング(疾病集積性の検定)法をベースとして,より柔軟なクラスタの定義と複数クラスタモデリング,最適なクラスタモデルの推定方法と検出されたクラスタに基づく評価法の開発,および健康関連分野における実データへの適用の検討を行う。 本年度はまず前年度の検討結果に基づき,空間疫学における複数クラスタの検出の精確性の向上にむけた新たな検定統計量の開発に取り組んだ。空間集積性に適用されるスキャン統計量の中で前提とされるホットスポットクラスタモデルの仮定の達成を条件に加えた統計量を考案し,その理論の整理ならびにより詳細な数値的実験を行い,より精度よく複数クラスタを検出・同定できるか,従来の検定統計量と比較を行いながら,その性能評価を行った。また関数データアプロ―チによる時空間相関を考慮した共変量調整モデルの提案に向け,共変量調整を考慮したgeneralized additive modelによるアルゴリズムの検討を行った。いくつかの数値実験を行い,その様子の概要を確認するとともに,数値計算も含めた課題について整理を行った。さらに前年度に引き続き,関連した医療分野の実践研究を行うとともに,医療現場のデータや医療保険関連データ、特に副作用自発報告,健康保険データ,感染症関連データなどのデータベースについて調査を行い,具体的な課題抽出に向け,個人の経時変化を観察できるデータへの適用可能性について検討を行った。成果の一部や関連成果については国際学会での発表や論文としてまとめ発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
オンライン,対面も含めて,研究者間での情報共有,打合せを随時実施し,各研究課題に対する検討を順調に進めており,その途中成果や関連するテーマについて複数の論文発表や国内外学会での発表を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの課題についてさらに検討を進めるとともに,医療分野のデータへの適用に際しての数値実験などの視点から検討を行う。研究の実施においては,メンバー全体でのオンラインミーティング,ならびに各担当メンバーでの対面・オンラインでの打合せを実施し,定期的な進捗確認や議論の機会を設ける。研究成果について国内外での学会発表とともに,学術雑誌への投稿を目指し,とりまとめを行っていく。
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