Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
各種IoT機器が収集する莫大なデータの活用によりSociety5.0の実現が期待されている. IoT機器のデータの信頼性確保には高い安全性が実現できる公開鍵暗号が必須であるが,公開鍵暗号は計算量と必要なメモリ量が大きく,コンパクトな公開鍵暗号の設計が必須である.サービス継続性の観点から,量子計算機実現時にも,シームレス安全な暗号の設計は喫緊の課題といえる.本研究では,シームレス安全を実現するIoT機器向け高速かつコンパクトな公開鍵暗号及び耐量子暗号を構築し,その有効性を実証し、量子計算機実現時にも安全なIoT機器環境を構築し,我が国のSociety5.0の実現に寄与することを目的とする.