Estimation model of tactile-induced emotional response based on physiological and neurological properties
Project/Area Number |
23K21714
|
Project/Area Number (Other) |
21H03533 (2021-2023)
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 61060:Kansei informatics-related
|
Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
金山 範明 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (90719543)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 正之 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (00596497)
大鶴 直史 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (50586542)
田中 由浩 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90432286)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
|
Budget Amount *help |
¥16,120,000 (Direct Cost: ¥12,400,000、Indirect Cost: ¥3,720,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2021: ¥7,150,000 (Direct Cost: ¥5,500,000、Indirect Cost: ¥1,650,000)
|
Keywords | 情動触 / 触覚 / 脳波 / fMRI / 感性 / 情動 / 脳 / 触感 / 皮膚 / 神経線維 |
Outline of Research at the Start |
人がものに触れるとき、その対象を認識する(識別触)だけでなく、その触体験の快・不快を評価する(情動触)。しかし視覚や聴覚に比べて、情動触を扱った研究は少ない。情動触は個人差が大きく、同じ素材が「しっとりしてよい」とか、「べたべたしていやだ」と真逆に評定されることもあり、モデル化が困難なことがその一因だ。本研究では、どのような触体験がどのようなハードウェア的な情報によって調節されうるのかを明らかにするため、情動触の個人差を生理神経化学的な観点からモデル化し、主観的な触体験を予測できるモデルを構築することを目的とする。
|
Outline of Annual Research Achievements |
fMRIによる脳画像計測および表皮内刺激装置による神経線維の直接的な刺激を行うことについて、所内で倫理申請の基準が変更されたことに伴い、人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に則った委員会に改めて付議し承認を得た。これに基づいて、表皮内刺激装置による神経線維の直接刺激の実験を開始し、予備実験において頭皮上脳波から情動触に関連するC線維刺激が成功していることを示唆する反応を得ることに成功した。引き続き参加者を増やすことで、結果の一般化が可能かどうかを検証していく。fMRI実験においては、脳科学実験用の触覚刺激装置の不具合により一時停止し、埼玉大学において原因の解明と復旧をおこなった。プログラムエラーがあることの確認と改訂までを年度内に終えた。加えて圧力計測機構の問題が発覚したため、この対処法を継続して検討中である。皮膚に素材が接触した際の振動の計測については、頭皮上脳波との同時計測の実現のための予備実験を終え、本実験を実施する準備が整った。実際に頭皮上脳波との同時計測実験を実施するにあたって、計測機器の不具合があったため実験を中止し、機器の不具合の特定に当たった。機器故障が判明したが、年度内に復旧のめどが立ったため、来年度より本実験の実施を行う予定である。皮膚状態の計測については実験を開始し、プロトコルが問題なく遂行可能であることと確認した。引き続き実験参加者数を増して、翌年度に学会発表および論文化を目指す。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
所内での倫理規定の大幅な変更があったため、倫理審査書類を作り直し審査を受ける必要がありこれに数か月を要した。またこの問題が解決した時期に、原因のはっきりしない計測機器の故障に見舞われ数か月実験中止を余儀なくされた。計測機器不具合の原因究明、修理に数か月を要し、実質的に本実験を行うことができなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
これまでに多数の延長を余儀なくされる問題に見舞われているため、年度内にすべての研究を終えるには、実施内容を効率的に行うための取捨選択をする必要がある。よって次年度は、すべての計画を立て直し、予備実験等や実験環境構築を簡便に済ませることができる方法を模索した上で、実験実施についても短時間で多くこなせる体制を作ることを目標に物品の購入方針を改め、(特に脳計測をスピードアップするための機器購入を想定)予定された研究を遂行できるようにする。
|
Report
(2 results)
Research Products
(14 results)
-
-
-
-
-
-
[Presentation] Event-related potentials induced by robotically-controlled affective touch.2023
Author(s)
Sobue, Y., Morishita, N., Machizawa, M., Yamawaki, S., Hara, M., & Kanayama, N.
Organizer
21st World Congress of Psychophysiology (IOP 2023)
Related Report
Int'l Joint Research
-
-
-
-
-
-
[Book] 図説 視覚の事典2022
Author(s)
金山範明他
Total Pages
360
Publisher
朝倉書店
ISBN
9784254102949
Related Report
-
-