東北タイにおける塩類土壌の改良・再定義と新たな利活用オプションの開発
Project/Area Number |
23K21797
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Project/Area Number (Other) |
21H03692 (2021-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 80010:Area studies-related
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
久米 崇 愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (80390714)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 忠男 北海道大学, 農学研究院, 准教授 (00312398)
生方 史数 岡山大学, 環境生命自然科学学域, 教授 (30447990)
大澤 由実 青山学院大学, 地球社会共生学部, 助教 (40822630)
松田 浩敬 東京農業大学, 農学部, 教授 (50451901)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥16,640,000 (Direct Cost: ¥12,800,000、Indirect Cost: ¥3,840,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
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Keywords | 土壌塩類化 / 塩類利用システム / 伝統的製塩 / 耐塩性作物栽培 / 灌漑排水 / 塩類土壌 / 東北タイ / 土壌改良 / 資源利用 |
Outline of Research at the Start |
東北タイでは長年にわたり農地の塩類化が農業生産に被害を与えている。本研究は、既往の工学的手法による塩類土壌の改良を継続する一方で、改良を前提としない塩類土壌の再定義を行う。そして、農家と塩類土壌の新たな関係性を構築し、塩類土壌の新たな利用オプションを生み出し、農業・農外収入の増加による農家のリスク対策を評価する。これらの研究を通じて、東北タイの農家・農村が発展し持続するための条件を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
タイ・コンケン県の調査圃場において、現地調査を実施し、ドローンによるマルチスペクトル画像の取得と電磁誘導計測器による圃場の電気伝導度の測定を行った。その結果、2020年以降、圃場の塩分が再集積している傾向が判明した。これは排水路への土砂流入による排水効果の低下が原因と推測した。 現地における作物栽培の基礎実験として、セスバニアおよびモリンガの耐塩性試験を行った。この結果、セスバニアは4dS/m、モリンガは8dS/mといった塩分濃度までであれば十分に生育可能であることが明らかになった。 また、同調査地における塩類地およびサムッサコーン塩田周辺での現地調査を行なった。塩農家や周辺住民への聞き取り調査を行い、製塩の歴史や塩類地の生業を明らかにした。 上半期まではコロナ禍のために現地調査が困難であり、下半期にも本学においては困難が伴った。前年度同様文献サーベイを継続し、「資源化」の枠組みを用いて以前に収集したデータを塩の社会史として分析する作業を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
現地調査を開始することができたが、新型コロナウィルスの蔓延により、前年度の1年間現地調査できていなかったことから調査が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルスの感染に注意しながら現地調査を進める。土壌塩分濃度の調査、耐塩性作物栽培調査、農家への聞き取り、ワークショップなどの開催により、必要なデータを集めていく。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)