Project/Area Number |
23K21815
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Project/Area Number (Other) |
21H03717 (2021-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 80020:Tourism studies-related
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
呉羽 正昭 筑波大学, 生命環境系, 教授 (50263918)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
フンク カロリン 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 教授 (70271400)
有馬 貴之 横浜市立大学, 国際教養学部(都市学系), 准教授 (00610966)
杜 国慶 立教大学, 観光学部, 教授 (40350300)
松井 圭介 筑波大学, 生命環境系, 教授 (60302353)
池田 千恵子 芸術文化観光専門職大学, 芸術文化・観光学部, 准教授 (50825560)
小島 大輔 大阪成蹊大学, 経営学部, 准教授 (80551770)
吉沢 直 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 講師 (10980857)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,290,000 (Direct Cost: ¥13,300,000、Indirect Cost: ¥3,990,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,330,000 (Direct Cost: ¥4,100,000、Indirect Cost: ¥1,230,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
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Keywords | 持続可能な観光 / レジリエンス / 地域構造システム / フィールドワーク / 地理学 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、フィールドワークに基づいて日本国内の持続可能な観光の諸相とそれに関連する地域の社会・経済的諸条件を解明するとともに、観光の持続性をもたらすシステムを地理学的に検討するものである。持続可能な観光についてさまざまな地域と事例について実態解明を通じて、持続可能な観光に関する地域的な条件を解明し、国内外に適用可能な持続可能な観光に関するモデル構築を試みる。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は,研究代表者および研究分担者それぞれで,次の内容について研究を進めた。 研究代表者の呉羽は,北海道ニセコ地域および長野県白馬村において,新規宿泊施設の立地拡大に関する調査・分析を実施した。ヨーロッパアルプスにおける山岳リゾートの季節バランスについて検討した。研究分担者のフンクは,奄美大島を対象に,自然世界遺産登録後のガイド体制と観光の変化に関する調査を行った。また,島に対する旅行意欲やイメージ,そして持続可能な観光に対する関心についてオンライン・アンケートを実施した。有馬は,日本国内の観光への旅行者を対象に,観光に求める環境的価値や来訪目的等についてのアンケート調査を実施した。また,横浜市や鎌倉市,箱根町,あきる野市等での観光に対する住民の聞き取り調査などを実施した。松井は,壱岐・対馬などの離島観光,および大都市圏郊外地域における多様な観光動態に関して現地調査を実施した。杜は,長野県,岩手県,京都府の主要都市および地域において,訪日観光の進展について調査した。また,TripAdvisorにおける東京23区と主要都市の投稿情報を収集して,言語間の投稿差異を分析した。池田は,長野県小諸市におけるアルベルゴ・ディフーゾと緩やかなジェントリフィケーションについて調査・分析を行った。また,岡山県津山市の「まちじゅう博物館」について検討した。小島は, 北海道札幌市,北海道旭川市,新潟県十日町市において,現代雪まつりの開催形態に関する調査を実施し,長期間継続するイベントである現代雪まつりの地域的な位置付けの変遷について検討した。吉沢は,日本のスキー場における人工雪施設の設置傾向,西日本のスキー場への気候変動への影響に関する調査・分析を行った。また,フランスにおける脱ツーリズムに関する調査を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究期間前半はCOVID-19影響下の移動制約によって,フィールドワークを予定通りに実施することが困難であった。ただし,2022年度末以降は徐々にフィールドワーク実施が可能になり,また精力的に進められたために,研究は順調に進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度当初に,全体ミーティングを通じて,全体の研究内容と個別の研究内容を再検討する。補足的なフィールドワークを実施して,その結果をまとめ,シンポジウムを開催する。
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