| Project/Area Number |
23K21901
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| Project/Area Number (Other) |
22H00629 (2022-2023)
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 01070:Theory of art practice-related
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| Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
鷲野 彰子 福岡県立大学, 人間社会学部, 准教授 (20625305)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊東 信宏 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 教授 (20221773)
上田 泰 (上田泰史) 京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (90783077)
山本 邦雄 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 助教 (90363407)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥14,560,000 (Direct Cost: ¥11,200,000、Indirect Cost: ¥3,360,000)
Fiscal Year 2026: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
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| Keywords | テンポ・ルバート / 録音 / ピアノロール / データ解析 / 19世紀の演奏法 / 速度変化 / MIDI / 演奏解析 / 歴史的演奏 / ルバート奏法 / Sonic Visualiser / 演奏傾向 / タイミング / 演奏分析 / 自動検出 / 歴史的録音 / 歌い回し / 20世紀初期の録音 / 表現技法 |
| Outline of Research at the Start |
本研究は、20世紀前半の歴史的録音及びピアノロールに残された演奏から、19世紀のルバート奏法の実態を演奏解析により明らかにしようとするものである。演奏におけるフレーズの歌い回し方や表現技法の使用方法(どのような場合に、どのような技法を、どの程度用いるか)を明らかにし、ルバート実践の類型からその傾向や特色を明らかにする。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本課題研究では、19世紀生まれの演奏家の録音やピアノロールの記録を、演奏解析による分析を行った個別事例を積み重ねると同時に、それらの解析作業のスピードを向上させるためのシステムの開発を行っている。2024年度は、2023年度に引き続き、システムの開発を進めると同時に、特徴の顕著な演奏を中心にルバートの実践事例の分析作業を進めた。 システムについては現時点でまだ幾つか問題点は残されているものの、概ね完成した。2025年度はこのシステムを用いて本格的な分析に着手する予定である。 また2024年度は5年計画のこのプロジェクトの折り返しの年に当たることから、現時点までの進捗のアウトプット及びフィードバック、そして情報収集を目的とした国際シンポジウムを開催した。その際、データ解析ツールの開発者(主に音楽情報処理の専門家)とデータ解析ツールを用いて分析をする音楽学者を国内外から招聘し、それぞれ第1部と第2部に分けて報告をしていただいた後、第3部は双方の研究者を交えた討論を行った。第1部では、音楽情報処理の最新情報や本研究課題のためのシステム開発について等の報告がなされた。第2部では、文献に書かれた情報と実際の演奏の比較など、演奏を実際に分析したテンポ・ルバートをどう理解するかといった報告がなされた。第3部の討論では、過去ではなく現在に目を向けるべきではないかという開発者の立場と、(現在を含めて)何が起きているかを理解する上では歴史の理解は欠かせないという音楽学者の立場の違いが浮き彫りになる場面もあったが、それぞれが何を行い、何をしたいと考えているのか、何が難しいのか、ということを共有する貴重な機会となったほか、本研究課題を推進する上で多くの貴重な示唆が得られた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2024年度は、2023年度に引き続き、システムの開発を進めると同時に、特徴の顕著な演奏を中心にルバートの実践事例の分析作業を進めた。システムについては現時点でまだ幾つか問題点は残されているものの、概ね完成した。ルバート実践事例の分析については、これまでから行ってきたタイミングの変化に加え、ダイナミクスとタイミングの兼ね合いについても分析を開始した。
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| Strategy for Future Research Activity |
2025年度は前半のうちにシステムを完成させ、このシステムを活用した分析に本格的に取り組む予定である。同時に、引き続き、個別のルバート実践事例の分析を進める。特に、現時点では模索の段階にあるダイナミクスを用いた分析を進めたい。 また、2025年度は本研究課題のアウトプットを目的としたレクチャー・コンサートを実施する予定である。解析結果の演奏への活用のほか、解析によって視覚化した演奏と音としての演奏の双方を提示することにより、目と耳を用いてルバートについて考える機会にしたいと考えている。
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