小学校英語教育における児童に最適化されたAIアバターの開発と現場への導入
Project/Area Number |
23K21950
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Project/Area Number (Other) |
22H00678 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
中村 典生 長崎大学, 教育学部, 教授 (70285758)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 透 長崎大学, 情報データ科学部, 教授 (90637399)
荒井 研一 長崎大学, 情報データ科学部, 准教授 (60645290)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,550,000 (Direct Cost: ¥13,500,000、Indirect Cost: ¥4,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥8,320,000 (Direct Cost: ¥6,400,000、Indirect Cost: ¥1,920,000)
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Keywords | 小学校英語教育 / AI / 個別最適な学び / ギガ・スクール / デジタル・ツイン / 人工知能(AI) / 指導と評価 / 言語活動 / ICT / 指導と評価の一体化 |
Outline of Research at the Start |
本研究はAIを小学校英語教育現場に導入し,Digital Twin(物理空間から取得した情報をもとに,デジタル空間に物理空間のコピーを再現する技術)を用いることで,児童ごとに最適化された英語コミュニケーションを,児童とAI間で可能とする技術を確立することに,英語教育の現場における教師とAIの「適切な共存・信頼関係の構築」を図ることを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、小学校英語教育の現場に授業や児童個々の学習の様々な場面で活用できるAIを製作・導入し、児童とAI、そして教員が友好な関係を築くことで,今後の小学校英語教育現場における教員とAIとの「共存」を目指すものである。 そのために、児童の嗜好に沿った対話ができるよう、AIをカスタマイズする必要がある。本年度はまずAIがどの児童と会話しているかを判別できるよう、顔認証のシステムを構築した。認識率は上がってきており、かなり実用に耐えられる形になっている。また、対話している児童がどのような以前にどのような会話をしたかを記憶しておき、その回答に寄り添った会話が可能となるよう、Neo4j等を利用してAIのシステムを改良した。 更に、改良したAIを使って、実際に小学校で英語の授業を行ってもらった。授業後に児童に対して使用した感想についてのアンケート、教員に対してはインタビューを実施するとともに、児童の会話ログに関する分析を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度はAIがどの児童と会話しているかを判別できるよう、顔認証のシステムを構築した。また、対話している児童がどのような以前にどのような会話をしたかを記憶しておき、その回答に寄り添った会話が可能となるようAIシステムを改良した。改良したAIを使って、実際に小学校で授業を行ってもらい、児童に対して使用した感想についてのアンケートを実施するとともに、会話ログの分析を行った。 以上より、当初の予定通りおおむね順調に研究が進んでいると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度は研究の最終年度となるので、児童の嗜好に沿った対話ができるAIを完成させ、実際に授業で使ってもらう。その上で、使用した児童や教員の感想、会話ログ等を分析し、小学校英語教育の分野における、教員とAIの共存についての研究成果をまとめる。 研究成果については、英語教育系、情報系の学会で発表するとともに、一連の研究成果をまとめた報告書を作成する。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)