中世日本往復外交文書の古文書学的研究ー明清・朝鮮公文書研究の一環としてー
Project/Area Number |
23K21971
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Project/Area Number (Other) |
22H00699 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 03020:Japanese history-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
荒木 和憲 九州大学, 人文科学研究院, 准教授 (50516276)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
一瀬 智 福岡県立アジア文化交流センター, その他部局等, 主任研究員 (20543698)
川西 裕也 新潟大学, 人文社会科学系, 助教 (30736773)
大野 晃嗣 東北大学, 文学研究科, 教授 (50396412)
須田 牧子 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (60431798)
渡辺 美季 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (60548642)
小島 浩之 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 講師 (70334224)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥16,640,000 (Direct Cost: ¥12,800,000、Indirect Cost: ¥3,840,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
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Keywords | 古文書学 / 東アジア / 公文書 / 外交文書 / 文化財 / 明清 / 朝鮮 |
Outline of Research at the Start |
中世日本の往復外交文書を古文書学的に理解するためには、明清代中国と朝鮮の公文書体系に対する理解が必要不可欠である。古文書学における方法論としては、①様式論、②機能論、③形態論、④伝来論があり、本研究においても、この4つの方法にもとづき中世日本往復外交文書と明清・朝鮮公文書を分析することになるが、とりわけ③・④については、現存する原本の調査が重要となる。それゆえ、国内外の史料所蔵機関に保管される史料の原本を可能なかぎり熟覧し、データを蓄積することを目指している。
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Outline of Annual Research Achievements |
中世日本の往復外交文書を古文書学的に理解するためには、明清代中国と朝鮮の公文書体系に対する理解が必要不可欠である。古文書学における方法論としては、①様式論、②機能論、③形態論、④伝来論があり、本研究においても、この4つの方法にもとづき中世日本往復外交文書と明清・朝鮮公文書を分析することになるが、とりわけ③・④については、現存する原本の調査が重要となる。それゆえ、国内外の史料所蔵機関に保管される史料の原本を可能なかぎり熟覧し、データを蓄積することを目指している。令和5年度の研究実績は以下のとおりである。 【明清・朝鮮公文書の原本調査】(1)令和5年9月18日~19日の日程で韓国・晋州博物館を訪問し、明公文書(牌・票)と朝鮮公文書(教旨・教牒・有旨・諭書・伝令・書簡)の原本調査を実施した。研究分担者3名との協働により、①高精細撮影、②料紙の法量・厚さ・折幅の計測、③印郭の法量計測を行うとともに、原本の観察にもとづく意見交換を行った。調査で得られたデータについては、研究代表者が整理し、分担者との共有を図った。(2)令和6年1月4日に九州国立博物館を訪問し、朝鮮公文書等(咨・日記)の原本調査を実施した。研究分担者2名の協力を得た。(3)令和6年3月18日に東京大学経済学部資料室で清代公文書(誥命)の原本調査を実施し、同19日には東京大学史料編纂所で明代公文書(誥命)の原本・拓本の調査を実施した。この調査は下記の研究会の一環として実施した。 【研究会の開催】令和6年3月18日~19日の日程で、研究チーム内部の研究会(於東京大学史料編纂所福武ホール会議室)を開催した。研究分担者全員の参加を得て、研究報告(荒木・川西)と質疑応答を行った。また、令和6~7年度の研究計画と成果公開方法についての意見交換を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定どおり、海外1機関・国内3機関での原本調査、および対面形式での研究会を開催することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は海外1機関・国内2機関での調査を予定している。最終年度(令和7年度)における成果公表に向け、オンラインを活用して研究会の実施回数を増やす。
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Report
(2 results)
Research Products
(21 results)