Project/Area Number |
23K21975
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Project/Area Number (Other) |
22H00703 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 03030:History of Asia and Africa-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
大野 美紀子 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (80406701)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 政明 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 教授 (10314262)
西田 昌之 東北学院大学, 教養教育センター, 講師 (40636809)
木谷 公哉 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 助教 (50324687)
下條 尚志 神戸大学, 国際文化学研究科, 准教授 (50762267)
芹澤 知広 天理大学, 国際学部, 教授 (60299162)
菊池 陽子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (60334447)
矢野 正隆 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 助教 (80447375)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,160,000 (Direct Cost: ¥13,200,000、Indirect Cost: ¥3,960,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
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Keywords | ベトナム仏教 / 越僑 / 東南アジア / 地域研究 |
Outline of Research at the Start |
東南アジア大陸部に散在する越僑コミュニティの「①成立の歴史的経緯」と、「②内部の社会構造」を明らかにするため、当該コミュニティの中核を担ってきたベトナム仏教寺院が所蔵する資料を調査・分析する。歴史的に古いタイ国内ベトナム仏教寺院の所在地とそれら寺院と関係がある本国ベトナムに加えて、経由地となるカンボジア・ラオスを調査対象とすることで、越僑の移住先・移住元を繋ぐ移住過程で、越僑コミュニティの内部社会を構成する出身地・移住経緯によるサブグループを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究組織は統括班・フィールド班・ドキュメント班の3グループに分かれて活動している。2022年初年度は、コロナ禍状況を勘案し、ドキュメント班による資料調査を先行した。5月・8月の2回に渉り、在タイ・ベトナム仏教寺院から発見された漢喃経典等「景福寺資料」調査会を開催した。また、7月海外研究協力者を含む分担者・協力者全員が参加してハイブリッド型拡大ミーティングを開催し、研究内容の分担・スケジュールを決定した。さらに、10月海外研究協力者の李貴民氏(台湾・成功大学)・Thayathip Sripana氏(タイ・チュラロンコン大学)を招へいし、オンサイト型研究会を開催した。両氏はそれぞれ「景福寺資料」に関連する台湾仏教寺院調査報告将来・比較調査と当該資料に含まれるタイ語文字の一部翻刻作業を行った。また研究成果として、7月「景福寺コレクション」調査結果を『東南アジア研究』(60(1)に特集号として掲載した。12月ドキュメント班各論考に併せてThanyathip氏による論考を共にベトナム国漢喃研究院刊行『漢喃研究雑誌』に投稿し、掲載内諾を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ベトナム仏教寺院資料「景福寺コレクション」調査結果を和文学術誌に公開し、またベトナム国学術誌掲載に向けて編集を進めている。また、当該資料を一般公開すべく、デジタル化・目録作業を終え、京都大学貴重書画像デジタルアーカイブへアップロード準備中である。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍終息状況を見込んで、2024年度に予定していた在タイベトナム仏教寺院調査を前倒しで行う。また、『漢喃研究雑誌』特集号刊行及び本研究調査関連データ公開用ウェブサイト構築の準備を進める。
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