Practical research on the restoration of Jomon society through collaboration between archeology and anthropology
Project/Area Number |
23K21990
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Project/Area Number (Other) |
22H00718 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 03050:Archaeology-related
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
山田 康弘 東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (40264270)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 博樹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (40401228)
米田 穣 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (30280712)
日下 宗一郎 東海大学, 人文学部, 准教授 (70721330)
水嶋 崇一郎 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (90573121)
渡部 展也 中部大学, 人文学部, 准教授 (10365497)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥14,040,000 (Direct Cost: ¥10,800,000、Indirect Cost: ¥3,240,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2022: ¥5,590,000 (Direct Cost: ¥4,300,000、Indirect Cost: ¥1,290,000)
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Keywords | 考古学 / 人類学 / 人骨 / 生物考古学 / 骨考古学 / 古人骨 / 縄文時代 / DNA / 同位体 / 墓制 / bioarchaeology |
Outline of Research at the Start |
本研究は、日本におけるbioarchaeology(生物考古学・骨考古学)の創出と学問的枠組みの設定を目的として、実際の遺跡出土人骨をもとに実践的な研究を行うものである。具体的には、愛知県伊川津貝塚、千葉県古作貝塚・矢作貝塚等から出土した人骨資料をもとに、考古学的な分析項目(埋葬地点・埋葬姿勢・頭位方向・装身具や副葬品の有無と種類、抜歯系統など)と、人類学的な分析項目(炭素・窒素・ストロンチウム同位体分析、DNA分析など)を行うことによって、実際の人骨資料を用いて当時の家族像(可能であれば家系図)を作成し、縄文時代の家族・および社会構造のあり方について検討を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、科学研究費(基盤(A))「考古学・人類学・文化財科学の学際的研究による縄文時代社会論の再構築」(平成30年度から令和3年度)の研究成果であるbioArchaeologyの創出と学問的枠組みの設定を土台にし、個別具体的な遺跡例で実践的な研究を行うものである。2022年度には、岩手県貝鳥(蝦島)貝塚・千葉県古作貝塚・同矢作貝塚・静岡県蜆塚貝塚・愛知県伊川津貝塚出土資料をもとに、考古学的分析を行い、これまで家族・世帯の埋葬地点と目されてきた埋葬小群(人骨の集中地点)を抽出し、これらの資料に対して各種同位体分析、DNA分析を行うことによって、縄文時代の親族構造を考古学・人類学双方の手法を用いて明らかにすることを企図した。現在までの進捗状況は以下の通りである。 貝鳥貝塚においては、墓域が明確化し、おそらくは複数の埋葬小群を内包する事例ということが判明したが、いずれの事例においてもmtDNAは一致しないことが明らかとなった。この結果は、縄文墓制論における「埋葬小群」の解釈に関わる大きな問題であり、さらなる分析を行う予定である。伊川津貝塚出土人骨においては、おそらくは単独で埋葬小群を構成する事例であり、未確認の事例を除き、全ての墓に小型の磨製石斧が副葬されていたこと、抜歯・赤色顔料の散布において性別区分が存在することが明らかとなった。すでに4号合葬例についてはDNA分析が進んでいるが、今後は各人骨のDNA分析を実施していくことになる。千葉県古作貝塚についてはすでに年代測定が終了し、現在DNA解析待ちである。また、蜆塚貝塚と矢作貝塚に関しては年代測定を実施し、その結果に基づきながら分析を行っているところである。 以上のように、各遺跡における考古学的・人類学的分析が進められており、これに基づいた学会発表・論文発表等が行われている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要においても述べたように、各遺跡出土人骨の考古学的・人類学的分析はほぼ順調に進展しており、また新規の研究資料の獲得についても積極的に動いている。年代測定と食性分析、Sr同位体分析に比べてDNA分析についてはスピード感に欠けるように見えるが、DNA分析については慎重な解釈が必要であり、また緻密な分析が求められるため、簡単に研究成果を提示できるものではないことを、あえて指摘しておきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は引き続き先にあげた各遺跡出土人骨におけるDNA分析および同位体分析を継続するとともに、伊川津貝塚などで、GPS等を用いた地理的分析を行い、墓域の広がりや、想定される埋葬小群の数などを算出し、当該遺跡における人口数、墓域構造のあり方などについて分析を進めていくことになる。この結果を承けて各遺跡の埋葬小群において、遺伝的関係性、ヒトの移入等の要素を含め、縄文時代における家系図を描きたい。
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Report
(1 results)
Research Products
(14 results)
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[Journal Article] Genetic variation of olfactory receptor gene family in a Japanese population2022
Author(s)
Akhtar, M. S., Ashino, R., Oota, H., Ishida, H., Niimura, Y., Touhara, K., Melin, A. D. and Kawamura, S.
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Journal Title
Anthropological Science
Volume: 130
Issue: 2
Pages: 93-106
DOI
NAID
ISSN
0918-7960, 1348-8570
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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