Project/Area Number |
23K22147
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Project/Area Number (Other) |
22H00876 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
岸本 壽生 富山大学, 学術研究部社会科学系, 教授 (80262492)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬 駿 富山大学, 学術研究部社会科学系, 教授 (00303206)
NURHAIZAL AZAM 広島市立大学, 国際学部, 准教授 (10816721)
山本 崇雄 神奈川大学, 経済学部, 教授 (30318761)
竹之内 玲子 成城大学, 社会イノベーション学部, 教授 (30409627)
尾山 真 熊本大学, 熊本創生推進機構, 准教授 (30775747)
大東和 武司 関東学院大学, 経済経営研究所, 客員研究員 (40152194)
清水 さゆり 高崎経済大学, 経済学部, 教授 (70445873)
今井 雅和 専修大学, 経営学部, 教授 (80305391)
竹之内 秀行 上智大学, 経済学部, 教授 (90297177)
内田 康郎 兵庫県立大学, 社会科学研究科, 教授 (90303205)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥14,950,000 (Direct Cost: ¥11,500,000、Indirect Cost: ¥3,450,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
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Keywords | 地域企業 / 国際化 / 同族経営 / 地域連携 / 海外進出 |
Outline of Research at the Start |
本研究は,地域・同族企業による海外進出ならびに海外事業活動の継続性に着目し,その ダイナミックなメカニズムを追究する。既存の研究は,大企業を研究対象にするものが大半である。それに対し,地域企業は,同族経営や地域との関係性を重視する企業が多い。その様な条件で,その国際ビジネスの動向やメカニズムを追究することは,地域創生や地域経済のサステナビリティに対して多くの示唆を与えるものである。 本研究では,①地域企業が,組織能力を向上させ,人材開発を行い,国内外の事業全体を持続・発展させていくプロセスを調査する。②地域企業に多い同族経営や地域連携を研究する。③地域企業固有のダイナミックな理論化を追究する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,地域・同族企業による海外進出ならびに海外事業の継続性に着目し,そのダイナミックなメカニズムの解明を追究するものである。本年度は、国内企業15社、海外企業6社を訪問し、地域企業の国際ビジネスの進展に伴う,組織能力の向上や人材開発,国内外の事業全体を持続・発展させていくプロセスについてヒアリング調査を行った。 学会発表として大東和武司ほか3名「地域伝統企業の海外展開を通じた成長ロジック-伝統産業2社を事例にした試論-」を国際ビジネス研究学会全国大会、竹之内秀行ほか2名「海外進出のサドル現象に関する実証研究」国際ビジネス研究学会第21回九州部会など、国内外での学会、研究会での報告等を9件行った。研究業績は、(書籍)大東和武司(2023)『地域企業のポートレイト 遠景近景の国際ビジネス』文眞堂(単著)、山本崇雄、竹之内玲子(2022)『 グローバル成長と発展への経営:日本企業の再生と挑戦』文眞堂、(論文等)馬駿・内田康郎(2023)「アイリスオーヤマにみる持続的成長の本質」富山大学ワーキングペーパーNo.353,pp.1-18ほか論文5編(うち英文論文1編)、大東和武司「たまコラム等4編を発表した。 初年度は、地域企業の成長戦略、海外進出等を中心に調査を行った。11名の研究員の調査を共有し、従前の大企業の国際化と異なる地域企業の国際化の特徴やメカニズムを帰納的に研究を行った。主にこれらの研究の事例を基に学会や論文発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度の研究計画では、第一に地域・同族企業の先行研究のサーベイを行うことである。的研究会を開催し、既存研究のサーベイを行い知識共有を行った。そして、北陸、山陽、北関東など国内15社、マレーシアとセルビアの海外6社の地域企業のヒアリング調査を行った。等が予定の調査数を上回っている。ただし、COVIT-19の影響もあり、海外調査がマレーシアとセルビアの二カ国にとどまったことは十分だとは言えない。しかし、それらの調査を踏まえて、事例研究等学会発表、論文発表している。そして、次年度中に、今までの研究をとりまとめた、書籍の刊行を予定している。 また、本研究では地域・同族企業のアンケート調査の行う予定しているが、初年度はアンケート項目などの検討を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度以降、本年度行った既存研究のサーベイや現地調査をさらに積み重ねる。そして、アンケート調査やで地域・同族企業の年鑑などを用いて、北陸,山陽,北関東のエリア地域企業の海外進出・国際ビジネスのデータベースの作成を目指す。 また、収集されたデータの裏付けを行うため企業を抽出し,ヒアリング調査を行う。そのためには、本社および現地法人の調査を行う。 研究の成果が出る毎に,研究メンバーの関連学会・研究会での研究発表や各大学でフォーラム開催,さらに,研究論文を学術雑誌に投稿し国内外に成果報告を行う。
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