The Process of Enhancing Small and Medium-Sized Enterprises' Manufacturing through Open Innovation
Project/Area Number |
23K22152
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Project/Area Number (Other) |
22H00881 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | Kyoritsu Women's University |
Principal Investigator |
大木 裕子 共立女子大学, ビジネス学部, 教授 (80350685)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
李 為 京都産業大学, 経営学部, 教授 (00454471)
古賀 広志 関西大学, 総合情報学部, 教授 (20258312)
関 千里 愛知学院大学, 経営学部, 教授 (70434256)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥12,090,000 (Direct Cost: ¥9,300,000、Indirect Cost: ¥2,790,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | ものづくり / 伝統産業 / AI / 先端技術 / 産業集積 / イノベーション / 人材育成 / 情報技術 / 伝統技術 / 中小企業 / 産業クラスター |
Outline of Research at the Start |
ものづくりにおける「デザイン」の重要性が指摘されている。その特徴は、利用者が製品を利用する状況を広く捉え直すことで、解決すべき問題を再定義した上で、新機能の追加ではなく、「美しさ」や「洗練性」を追求することにある。このような製品デザインは、芸術性の高いと考えられる陶器や楽器ばかりでなく、最先端の「ものづくり」においても重要であると思われる。本研究では、ものづくりにおける創造的人材の開発と価値創出のダイナミズムを解明することで、中小企業における「ものづくり」の指針を提示する手がかりを提供することを最終の目的としている。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度はメインリサーチに向けた土台づくりのために、以下のような調査研究を実施した。 ①人材開発の体系化として、まず、技術者・職人・芸術家の人材開発に関わる方法論の体系化が必要となる。そのために各国の技術に関わるプロフェッショナル人材の育成システムを、高等教育機関、徒弟制度、コンクール、オークション、同業者組合、OJTといった視点から網羅的に調査し、技術に関わる人材開発を類型化する。ものづくりに関わる人材開発の特徴を明らかにし、美しさを組み入れたものづくりのための条件を導出することに努めた。これらの研究成果の過程は、来年度に出版される人材開発辞典の項目執筆としても有効に活用することができた。 ②仮説構築:オープン・イノベーションにおけるものづくりの高度化がいかなるプロフェッショナル人材の相互作用のプロセスを経て実現し、制度的(政治、法律、行政など)、技術的、経済的(人口、市場など)、社会的(文化、価値意識など)な事業環境条件との間でどのようにして適応的で発展的な成長を図ってきたかをダイナミックに分析するために、関連する文献ならびに各種資料(1次および2次資料)を入手、渉猟した。また、これまでの研究をそれぞれの専門領域の立場から多面的にサーヴェイし、試論的分析枠組を演繹的に導出した。加えて、国内外の他研究機関との交流を図り、研究者との意見交換を重ねることで、より実践的な分析枠組の構築を目指した。 ③パイロット調査:パイロット調査の場所の選定も並行して進め、実施した。上記の分析枠組を確認するとともに、枠組の洗練化を図った。同時に試論的な仮説の導出を試みた。パイロット調査はコロナ禍の状況を鑑みつつ、今年度は国内にて複数の箇所を選定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
これまでの知見をもとに、国際シンポジウムにおいて伝統的技術によるものづくりの課題について討議できたこと、国内でのプレ調査を実施できたことで、今後の研究につながる土台づくりができた1年となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
国内でのプレ調査を実施することで得られた中小企業が直面する課題に関する各種の情報に基づき、次の段階として、②少数の事例研究及び参与観察と分析枠組の構築、に進めていく。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)