Project/Area Number |
23K22184
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Project/Area Number (Other) |
22H00913 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08010:Sociology-related
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Research Institution | Tokyo National University of Fine Arts and Music |
Principal Investigator |
磯 直樹 東京藝術大学, 学内共同利用施設等, 特任講師 (90712315)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
香川 めい 大東文化大学, 社会学部, 准教授 (00514176)
北村 紗衣 武蔵大学, 人文学部, 教授 (00733825)
知念 渉 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 准教授 (00741167)
笹島 秀晃 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 准教授 (30614656)
藤本 一男 津田塾大学, 数学・計算機科学研究所, 研究員 (40348090)
渡部 宏樹 筑波大学, 人文社会系, 助教 (40834487)
平石 貴士 立命館大学, 産業社会学部, 授業担当講師 (80914085)
森 薫 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (90624859)
藤原 翔 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (60609676)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥18,070,000 (Direct Cost: ¥13,900,000、Indirect Cost: ¥4,170,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2022: ¥12,480,000 (Direct Cost: ¥9,600,000、Indirect Cost: ¥2,880,000)
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Keywords | 文化 / 不平等 / 階級 / 社会階層 / 対応分析 |
Outline of Research at the Start |
2022年度には郵送調査を実施し、2023年度にはインタビュー調査を実施した。2024年度は、これらの量的データを用いて多重対応分析を行いつつ、その特性を活かしてインタビュー調査のデータと対照させる混合研究法を実践する。研究内容としては、音楽空間、視覚芸術空間、読むことの空間、映像メディア空間、スポーツ空間を構築して分析しつつ、ジェンダー、階級、世代などの切り口から各々の空間を横断する形で分析を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、日本において経済資本・学歴・職歴だけでは捉えられない不平等を捉え、国際比較を通じて文化と不平等に関する理論的貢献を行うことを目的とする。そのために、文化資本を7つの文化領域から構成される文化「界」の資本の総称と再定義し、文化を軸に据えたサーベイとインタビュー調査を設計・実施する。こうして捉えられた「文化」と不平等との関わりを解明する。対象地域は東京である。本研究ではまた、多重対応分析による計量分析とインタビューに基づく質的分析を統合する新たな調査法の構築を試みる。このような調査により、格差の生成メカニズムとしての文化の働きを解明していく。また、日本での調査結果は英仏を中心としたヨーロッパ諸国の事例と比較し、日欧一般に適用可能な文化と不平等の理論を提示する。 今年度の研究は以下のように進めた。2023年1月、調査会社に委託し、関東地方在住の20歳から69歳の成人を対象にした郵送調査を実施した。本年度の研究は、全体の研究計画の中で肝要な位置を占めるこの郵送調査の質問票作成のための議論を中心に進めた。2018年に磯が実施したウェブ調査と、2022年に東京大学社会科学研究所が実施したウェブ調査から得られたデータを活用し、2023年郵送調査の質問票作成の参考にした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
郵送調査は全て計画通りに実施できた。回収率は、目標としていた値には届かなかったが、郵送調査として十分な高さであった。2023年度に行う調査データの分析に向けて、良い調査データを得ることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、郵送調査データの分析を進めつつ、質的調査も実施する。計量分析と質的調査データの分析を行いながら、各々の文化領域ごとに論文を執筆する。
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