中高年期への移行過程:大学卒業からの長期追跡パネル研究
Project/Area Number |
23K22186
|
Project/Area Number (Other) |
22H00915 (2022-2023)
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08010:Sociology-related
|
Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
西野 理子 東洋大学, 社会学部, 教授 (50257185)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三輪 哲 立教大学, 社会学部, 教授 (20401268)
嶋崎 尚子 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (40216049)
池岡 義孝 早稲田大学, 人間科学学術院, 名誉教授 (90151274)
筒井 淳也 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (90321025)
木村 裕貴 国立社会保障・人口問題研究所, 人口動向研究部, 研究員 (90999658)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
|
Budget Amount *help |
¥16,120,000 (Direct Cost: ¥12,400,000、Indirect Cost: ¥3,720,000)
Fiscal Year 2026: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
|
Keywords | ライフコース / 中高年期 / パネル調査 / パネルデータ分析 / パネルデータ / 移行 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、50歳代を迎えた男女を対象に追跡パネル手法による調査を実施し、中高年期への移行過程を明らかにする。本研究は、以下の2つの特徴をもつ。 1)【中高年期への移行過程に関する調査の実施】すでに50歳代をむかえた男女を対象に3回の追跡調査を実施し、中高年期への移行過程を明らかにする。 2)【若年期データとの接合による長期パネルデータの構築と分析】本調査の対象は、過去に研究代表者らが行った調査の回答者である。彼らの大学在学中から30歳代までのデータが蓄積されており、そのデータと接合することにより、20歳代から50歳代にかけての長期にわたるライフコースの軌跡を探索することができる
|
Outline of Annual Research Achievements |
1.中高年期への移行をめぐる調査の継続:2022年度に第1回調査を行い。2023年2月に再度、調査依頼を行ったところ、さらに多くの方から協力が得られた。その後も協力の申し出があり、2024年3月末時点で203名の方から回答を得ることができた。同じ対象者の方々に第1回に続いて第2回、第3回の調査を予定していることから、対象者の方々との連絡継続のため、2023年7月と2024年2月に、レターを作成して送付した。レターには、本調査で得られた成果の一部を掲載するとともに、対象者らが卒業した大学の近況報告も含めている。 2.研究会の実施:2023年9月15日に研究会を開催し、調査の進捗状況を共有するとともに、今後の研究計画について話し合った。第2回の研究会は年度中に実施できなかったため、2024年4月早々に実施予定である。 3.縦断データセットの整備:第1回調査で得られたデータセットを、過去に蓄積してきたデータセットに接合するため、変数名等を点検して、必要な修正を加えた。その結果、以前に蓄積したデータセットと第1回調査で得られたデータとを接合したデータセットを整備することができた。 4.本調査の代表性の検討:本調査は、1大学の卒業生である。かつ、1991年から1993年までに卒業した学卒コーホートである。本調査に含まれる対象者らの出生年を確認し、同じ出生年で学歴と結婚経験、家族形成キャリアならびに職業キャリアに関する情報をある程度収集している全国規模のデータを探索した。その結果、とくに学歴情報が詳しいSSM、東大社研パネル等のデータの二次利用を東大社研に申請した。提供されたデータの学歴情報をコーディングしたうえで、本調査に該当する対象に限定して分析し、本調査データの代表性の検討に着手した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度は、前年度に収集した調査データを整備し、過去のデータセットと接合した縦断データセットを構築する予定であった。予定通りの作業を進めることができた。
|
Strategy for Future Research Activity |
2024年度には、中高年期への移行をめぐる第2回の調査実施を予定している。さらに2026年度に第3回の調査を行い、今期の調査研究を締めくくる予定である。3回にわたる調査を通して、中高年期への移行をテーマとした研究を推し進める。 その間、対象者との連絡のためにレターを年2回ずつ発行する。 また、調査からえられたデータは、整備した縦断データセットに追加し、20代から50代までの長期にわたるライフコース形成に実証的に検討する。 さらに、本調査の対象は限定されているため、その代表性の検討を行う。
|
Report
(2 results)
Research Products
(3 results)