青少年期から成人期への移行についての追跡的研究―地方中核市における第二波調査
Project/Area Number |
23K22251
|
Project/Area Number (Other) |
22H00980 (2022-2023)
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09020:Sociology of education-related
|
Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
耳塚 寛明 青山学院大学, コミュニティ人間科学部, 客員教授 (40143333)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浜野 隆 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (00262288)
冨士原 紀絵 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (10323130)
垂見 裕子 武蔵大学, 社会学部, 教授 (10530769)
中西 啓喜 桃山学院大学, 社会学部, 准教授 (10743734)
蟹江 教子 宇都宮共和大学, 子ども生活学部, 教授 (50620522)
王 杰 (王傑) 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 特任講師 (80432037)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
|
Budget Amount *help |
¥10,920,000 (Direct Cost: ¥8,400,000、Indirect Cost: ¥2,520,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,460,000 (Direct Cost: ¥4,200,000、Indirect Cost: ¥1,260,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
|
Keywords | 学力格差 / パネル調査 / 教育戦略 / 学校風土 / 学級規模 / 社会経済的背景 / 学校外教育 / 就学前教育 / 家庭環境 / 非認知能力 |
Outline of Research at the Start |
本研究課題「青少年期から成人期への移行についての追跡的研究」は、小学校から成人期への入り口を経て職業生活の初期段階に至るまでの青少年を対象として縦断的調査を実施してきた。2018年からはJELS第二期として、新たに地方中核市(A県B市)を調査エリアに選定し、学力格差縮小の処方箋を得ることを目的とした調査を実施している。本研究課題の遂行によって、小学4年生から中学卒業および高校入学までの6年間におよぶ長期の学力格差の推移と進路形成プロセスを総合的に把握し、学校教育による学力格差是正、および教育機会の格差是正への処方箋を得ることが可能となる。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、6年間にわたる追跡的研究計画である。本研究の目的は、(1)小中学生に対する4年間で4回の学力調査、学習の追跡的質問紙調査を行い、(2)すでに実施した過去2年分のデータを接続することで、計6年間で6時点におよぶ小中学校を跨いだ追跡的学力調査データを構築する。これに、(3)学校調査データを統合することによって、児童生徒の学力的つまずきと格差を是正する学校教育を長期的観点から実証的に明らかにすることである。
2022年度には、第5波調査として中学2年生を対象とした質問紙調査を実施した。これらを調査市の教育委員会より小4(2018年)から毎年実施する追跡的学力データの提供を受けた。新型コロナウィルスの蔓延という想定外の事態も起こったが、学校現場からの理解と協力により、ほぼ計画通りのデータを構築することができた。ただし、教師や学校を対象とした現地のヒアリング調査の実施は難しく、大部分を見送ることとなった。
研究成果の発信については日本教育社会学会第74回大会での学会報告および大学紀要論文を執筆した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウィルスの蔓延という想定外の事態を受けてヒアリング調査は未実施であるが、質問紙調査は当初の計画通りに実施している。
|
Strategy for Future Research Activity |
2023年度には、中学3年生の保護者を対象とした質問紙調査を実施予定である。加えて、調査協力いただいている教育委員会より、文部科学省「全国学力・学習状況調査」の個票データを提供してもらう予定である。
2023年度調査データを、これまでに実施してきた5時点のデータと接続することで6時点という長期のパネルデータを構築することが可能となる見通しである。
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)