Project/Area Number |
23K22270
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Project/Area Number (Other) |
22H00999 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
佐藤 貴弘 筑波大学, 体育系, 教授 (90862102)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片岡 千恵 筑波大学, 体育系, 准教授 (30642524)
岡出 美則 日本体育大学, スポーツ文化学部, 教授 (60169125)
メイソン シャネン 長崎大学, 教育学部, 准教授 (90756181)
戸村 貴史 福山大学, 経済学部, 講師 (01001130)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥12,350,000 (Direct Cost: ¥9,500,000、Indirect Cost: ¥2,850,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2024: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
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Keywords | オンラインPD / 外国人児童生徒等 / 学校教育 / 保健体育 / インクルーシブ教育 / 教師教育 / オンラインプログラム / 保健体育科教育 / 半構造化面接法 / 外国人児童生徒 |
Outline of Research at the Start |
日本ではグローバル化の進展に伴い,学校教育において外国人児童生徒等が今後一層増加することが予想される。そうした中で体育科・保健体育科教育でも,体育および保健の学習の特質を生かしながら,インクルーシブ教育の視点からの学習指導の改善,充実が強く求められている。 本研究では,まず,日本語を母語としない外国人児童生徒等に対する指導において教師が抱える課題を明らかにする。そして,体育および保健のインクルーシブ教育のために教師が必要となる知識およびスキルを高めるためのオンラインPD(プロフェッショナル・デベロップメント)を開発し,その有効性を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,日本の学校における保健体育指導において,外国人児童生徒等を含めたインクルーシブ教育の実現に向けて、以下2点を目的としている。 1.小学校の学級担任および中学校・高等学校の保健体育科教師が,外国人児童生徒等を対象として体育および保健の指導を実践する際の課題と,それを克服するために必要となる特有の知識およびスキルを明らかにすること 2.外国人児童生徒等に対するインクルーシブな体育学習および保健学習に向けて担当教師に必要となる知識およびスキルを高めるために,オンラインによるPD(プロフェッショナル・デベロップメント)を開発し,その有効性を検証すること 令和5年度は,令和4年度に選定した小学校,中学校および高等学校の教師を対象として,半構造化面接法による調査を実施した。そして,得られたデータについて,個人・共通比較分析法(Constant Comparative Analysis)(Boeije, 2010)を用いて分析した。なおその際,作成したトランスクリプトと分析したデータのメンバーチェッキング等を行い,信頼性および妥当性を確保した。このプロセスによるデータの分析・評価から,体育学習および保健学習において外国人児童生徒等を指導する際の課題を明らかにし,その成果を「Japanese health and physical education teachers’ positioning in teaching Japanese language learners in high school physical education」として論文を執筆し,体育科教育学の分野における世界トップの国際誌である『Physical Education & Sport Pedagogy』に投稿した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定したインタビュー調査を実施し,データ分析を行って,研究目的の一つ目を明らかにすることができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
インクルーシブ教育の実現に向けたオンラインPDの開発に向けて,これまでに明らかにした指導の課題を踏まえながら,教師に必要な知識やスキル,資質・能力の向上を目指したプロトタイプ教材を作成する。また,オンラインプログラムのプラットフォームを構築する。
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