動物目線の海洋教育-バイオロギングで学ぶ海洋動物の暮らしと人間活動との関連-
Project/Area Number |
23K22333
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Project/Area Number (Other) |
22H01062 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09080:Science education-related
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Research Institution | Teikyo University of Science & Technology |
Principal Investigator |
青木 かがり 帝京科学大学, 生命環境学部, 准教授 (60526888)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本田 由紀 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (30334262)
佐藤 克文 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (50300695)
坂本 健太郎 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (80374627)
工藤 宏美 京都市動物園, 生き物・学び・研究センター, 研究員(移行) (80649757)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥11,960,000 (Direct Cost: ¥9,200,000、Indirect Cost: ¥2,760,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2022: ¥5,980,000 (Direct Cost: ¥4,600,000、Indirect Cost: ¥1,380,000)
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Keywords | 海洋教育 / バイオロギング / 海中騒音 / 鯨類 / ウミガメ類 / ウミガメ |
Outline of Research at the Start |
海洋生態系や、海洋生態系における人間活動の影響を、身近な問題として認識することが困難であるのは、動物の置かれた状況を想像することが難しい点だと考える。本研究では、自分が動物になった場合にどのような振る舞いや気持ちになるのかという自発的な気づきを元に、海洋問題の理解を深められる動物目線の教材を作成し、効果を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
次の3つの項目を実施した。 1)教材作成と実験授業:動物装着型行動記録計とビデオロガーで得られたデータを用いて、ウミガメ類の海洋ゴミの誤飲に関する教材を作成した。小学生約20名、中学生約100名、大学生約60名を対象に実験授業を実施した。教材の効果を検討するため、授業の前後に質問紙調査を実施した。また、過去に得られた動物装着型ビデオロガーの動画データと心拍数データとのすり合わせを行い、教材に使用する動画を特定した。 2)2022年度は、飼育下の騒音暴露実験を大分県佐伯市のはざこネイチャーセンターの海洋生簀で実施した。音刺激が提示されると、音源に近づく個体と離れる個体が存在した。音刺激がある時の方がない時に比べ、心拍数が増加する傾向にあった。2023年度に引き続き刺激に対する反応を行動と心拍数で特定する予定であったが、当初の想定に反し、実験施設周辺のウミガメの混獲が例年と比べ少なく、実験に必要な個体数を確保することが出来なかった。2022年度と2023年度に自然環境下のウミガメ類を対象に、岩手県沿岸の大槌町にある国際沿岸海洋研究センターで、データを取得した。定置網で混獲された個体を採捕し、動物装着型ビデオロガーや行動記録計などを取り付けて放流実験を行った。太地町くじらの博物館で、飼育下の鯨類に動物装着型ビデオロガーや行動記録計を取り付け、採餌や他個体との相互交渉など様々なシーンを得た。 3)アウトリーチ活動:小学生、高校生、専門学生や一般を対象とした講演会をオンラインまたは対面で計20回にわたって実施した。動物装着型ビデオロガーで得られた動画を用いて、鯨類やウミガメ類などの大型海洋動物の行動や生態を解説した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
教材作成のため、野生由来の実験個体を一定数使用した音響曝露実験が必要であるが、当初の想定に反し、実験施設周辺のウミガメの混獲が例年と比べ少なく、実験に必要な個体数を確保することができなかった。しかし、2022年度と2023年度に当初の計画通り、教材の作成や実験授業を実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
鯨類の飼育下の騒音暴露実験は太地町立くじらの博物館または沖縄美ら海水族館で、ウミガメ類の飼育下の騒音暴露実験は大分県佐伯市のはざこ海岸沿岸の海洋生簀で実施する。供試個体を増やし刺激に対する反応を行動と心拍数で特定することを目指す。 動物装着型ビデオカメラと心電図計で得られたデータを用いて、海洋教育素材を作成する。ウミガメ類においては、人工物の多い沿岸域から沖合に向けて採餌のために幅広く移動しており、様々な生息環境下で のデータが得られている。飼育下の鯨類においても、採餌や他個体との相互交渉など様々なシーンを得ている。動画の切り出しを行い、心拍数の情報を数値や音として組み込む。動物の暮らしを追体験しながらその生態や人工物や海中騒音の影響を学ぶ教材を作成する。
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Report
(1 results)
Research Products
(14 results)
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[Presentation] The detailed foraging behaviour of Weddell seals revealed by animal-borne accelerometer and video.2024
Author(s)
Takashi Iwata, Kim Goetz, Rose Foster-Dyer, Matt Pinkerton, Rachel Holser, Sarah Michael, Akinori Takahashi, Craig Pritchard, Simon Childerhouse, Kagari Aoki, Katsufumi Sato.
Organizer
The 8th International Bio-Logging Science Symposium
Related Report
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[Presentation] Biologging intelligent Platform (BiP)” is now open.2024
Author(s)
Katsufumi Sato, Shinichi Watanabe, Takuji Noda, Takuya Koizumi, Ken Yoda, Yuuki Watanabe, Kentaro Q. Sakamoto, Teijiro Isokawa, Makoto A. Yoshida, Kagari Aoki, Akinori Takahashi, Takashi Iwata, Hideaki Nishizawa, Takuya Maekawa, Ryo Kawabe, Yutaka Watanuki.
Organizer
The 8th International Bio-Logging Science Symposium
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