| Project/Area Number |
23K22349
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| Project/Area Number (Other) |
22H01078 (2022-2023)
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 10020:Educational psychology-related
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| Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
高橋 芳雄 東北大学, スマート・エイジング学際重点研究センター, 講師 (70760891)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣田 智也 弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (20832041)
西村 倫子 浜松医科大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任講師 (30773791)
三上 美咲 弘前大学, 保健学研究科, 助教 (30910426)
足立 匡基 明治学院大学, 心理学部, 准教授 (50637329)
森 裕幸 埼玉学園大学, 人間学部, 講師 (60848307)
門田 麗 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 准教授 (60895473)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2026-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥15,470,000 (Direct Cost: ¥11,900,000、Indirect Cost: ¥3,570,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
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| Keywords | 児童青年期 / メンタルヘルス / 自己制御 / 遂行機能 / 発達 / 児童思春期 / 発達心理学 / 臨床心理学 / 学校心理学 / 認知機能発達 |
| Outline of Research at the Start |
本研究は、国内で実施している大規模縦断コホート調査のデータを組み合わせることで、“適応的な自己統制”の発達とはどういうものか、またその発達にどのような要因が関わるかを明らかにする。具体的には、児童思春期における情緒及び行動の問題の総和が小さく、かつQOLが良好になる適応的な自己制御の発達パターンを明らかにするとともに、その発達に関わる要因を特定する。本研究の成果は、児童思春期の子どもの適応的な自己制御を促進する効果的な支援の実践に資することで子どもの健やかな心身の発達と適応上の問題の発生の防止に関わるだけでなく、その後の生涯にわたる心身の健康や良好な社会適応に寄与することができると考える。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、国内で実施されている複数の大規模縦断コホート調査データを統合・活用し、子どもの「適応的な自己統制」がどのように発達するのか、またその発達に影響を与える要因を明らかにすることである。令和6年度は、これまで継続して調査を行ってきた自治体との連携のもと、公立小中学校に在籍する児童生徒とその保護者を対象に、自己制御、精神的健康、生活満足度、生活態度などに関する質問紙調査を実施し、過年度に収集したデータと統合する形で、2022~2024年度の3か年にわたる経年データを蓄積することができた。 データは一貫した設計で収集され、個人単位での接続が可能となっている。また、データの効率的な管理・解析を行うための専用の接続システムを新たに構築し、縦断解析に必要な環境が整備された。今年度は、これらのデータを用いて、自己制御の発達パターンに関する分析を行い、潜在クラス成長分析(LCGA)の結果、3つの異なる発達クラスが存在することを見出した。さらに、自己制御を構成する抑制制御、注意制御、活性化制御といった下位尺度ごとに異なる発達軌跡を示すことも明らかになった。こうした成果は、2024年に開催された国際学会において初めて報告され、発達的変化の多様性や、個人内差の理解に資するものとして高い関心が寄せられた。研究分担者とは複数回の対面・オンラインミーティングを重ね、変数定義や分析方針の調整を行いながら、 次年度以降は、これらの発達クラスが行動的・情緒的な問題やQOLとどのように関連するかを検討していく予定である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究では、子どもの「適応的な自己統制」の発達メカニズムを明らかにすることを目的に、国内の複数の縦断コホート調査データを統合的に活用している。令和6年度は、ある自治体と連携し、既存の調査フィールドにおいて計画通りに調査を実施した。対象は公立小中学校に在籍する児童生徒およびその保護者であり、自己制御、精神的健康、生活満足度、学習意欲や対人関係に関する質問紙を配布・回収し、個人ごとの経年接続を考慮した設計で質の高いデータを蓄積した。これにより、2022年から2024年までの3か年にわたる縦断データの取得が順調に進み、各年度のデータを統一形式で接続・管理するための専用システムも構築され、運用が開始された。現在は、これらのデータを用いて縦断的な解析を進めており、潜在クラス成長分析(LCGA)などの統計的手法を用いて、自己制御の発達パターンの類型化や、個人特性、家庭環境、生活習慣などとの関連を検討している。今年度は、初めてこの経年接続データを用いた3か年の自己制御発達パターンの分析結果を国際学会にて報告し、研究の新規性や国際的意義について一定の評価を得ることができた。外部からのフィードバックも今後の変数設定や分析方針に活用し、より多変量的かつ実証的な検討を進める予定である。また、研究分担者との定期的な対面・オンラインミーティングを通じて変数定義や解析戦略の調整を行い、研究体制の一体性と再現性の確保にも注力している。全体として、研究は計画通りに順調に進行しており、今後の成果公表と応用的知見の展開に向けて着実な基盤が築かれつつある。
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| Strategy for Future Research Activity |
今後は、2022年度から2024年度までに蓄積された経年データに加え、2025年度にも同一対象に対して継続調査を実施し、4年分の縦断データとして発達的変化をより長期的に捉えることを目指す。対象児童生徒は学齢の進行に伴い、新たな発達課題に直面することが想定されるため、自己制御の変化のみならず、それが精神的健康や生活満足度、学習適応といった側面に与える影響についても検討する必要がある。引き続き潜在クラス成長分析を中心とした発達パターンの同定に加え、各クラスに属する児童の背景要因(家庭環境、生活習慣、ICT利用状況など)や、適応指標との関連について多変量解析を行う予定である。また、経年データの特性を生かし、交差遅延モデルや縦断的構造方程式モデリング(SEM)などを用いて、自己制御と心理社会的適応との双方向的な関係や、時間を通じた因果的影響の検証にも取り組む。さらに、2025年度調査では、思春期移行期における情緒・行動の変化にも注目し、より発達的視点に立ったモデル構築を進めていく。研究分担者との綿密な連携のもと、分析体制を維持しつつ、成果の国際的な発信や学術論文としての公表にも取り組む。また、調査協力を受けている自治体とも情報を共有し、地域への成果還元や支援施策への応用の可能性についても検討を進める。これらを通じて、自己制御の発達を支える要因の科学的理解を深め、子どもの健全な発達支援に資する理論的・実践的知見の構築を目指す。
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