Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
疲労を感じパフォーマンスが低下してきた場合であっても、パフォーマンスのレベルを維持したり、より高めることが必要となる場面がある。本研究では、心理的なエフォートによってパフォーマンスを押し上げる「ブースト」を生み出す心理学的・神経科学的メカニズムを検討する。「中脳のモノアミン神経核が心理的エフォートの程度を表現し、その活動を高めることでパフォーマンス・ブーストを実現する」という仮説をもとに、1) 自発的に心理的エフォートを生み出すメカニズムと、2) 他者や報酬等の外的な要因が心理的エフォートに影響するメカニズムについて、行動実験と脳機能イメージング実験により解明する。