Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究の目的は、ヒトの触覚と同様に多様な感覚を包含する触感の検出が可能で、汎用的なマイクロ触覚センサチップの実現と有用性実証である。ヒトの触覚受容器における複数の周波数特性と空間特性を再現した検知素子の開発と、接触面から検知素子に伝搬する経路における振動・熱の分析により、よりヒトに近く高感度な検出が可能なセンサを実現する。そのため、検知素子感度の周波数特性および空間特性を制御する技術の開発と、封止エラストマの構造・サイズや材質による振動・伝熱特性や接触面の特性解明とそれによる最適設計を行う。さらに開発したセンサの出力とヒトが評価した触感の相関性を検証する。