Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
直進性の高いミリ波・テラヘルツ波が利用される6G無線通信環境においては、通信経路間を遮蔽する障害物の影など、見通しのない領域には電波が届かず通信ができない。本研究では、障害物の周囲を覆うことで入射波を迂回させ、見通しのない通信路においても、実効的に見通し通信路の確保を可能とするマントルクロークを開発する。構造を非周期的に分布配列し最適化することで、隠蔽領域を従来のものに比べて4倍以上に拡大する高性能なマントルクロークを実現する。D帯において試作実験を行い、そのクローキング動作を実証する。