Evalation of simultaneous vibration and noise in residential environment caused by road traffic and railway
Project/Area Number |
23K22841
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Project/Area Number (Other) |
22H01571 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 22020:Structure engineering and earthquake engineering-related
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
松本 泰尚 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (90322023)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森原 崇 石川工業高等専門学校, 建築学科, 准教授 (10413767)
横島 潤紀 神奈川大学, 付置研究所, 客員教授 (30937264)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,290,000 (Direct Cost: ¥13,300,000、Indirect Cost: ¥3,990,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2022: ¥7,930,000 (Direct Cost: ¥6,100,000、Indirect Cost: ¥1,830,000)
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Keywords | 環境振動 / 環境騒音 / 心理的反応評価 / 環境振動・騒音 / 道路交通振動・騒音 / 鉄道振動・騒音 / 環境振動・騒音評価 |
Outline of Research at the Start |
本研究は,道路交通や鉄道による環境振動と騒音を想定し,同時に発生する振動と騒音に対する人間の心理的反応の定量的評価に資する知見を得ること,およびその知見に基づき居住環境評価に与える振動と騒音の複合的な影響や振動と騒音の相対的な寄与度を評価できる方法を提案することを目的とする.実環境で測定した環境振動と騒音の記録を活用した振動・騒音心理実験を行い,環境振動・騒音同時曝露時の人間の心理的反応特性を解明するとともに,その適切な定量的評価方法について検討する.得られた成果は,合理的な環境振動と騒音の評価に基づく問題の効率的解決に資する知見となることが期待できる.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,道路交通や鉄道による環境振動と騒音を想定し,同時に発生する振動と騒音に対する人間の心理的反応の定量的評価に資する知見を得ること,およびその知見に基づき居住環境評価に与える振動と騒音の複合的な影響や振動と騒音の相対的な寄与度を評価できる方法を提案することを目的としている. 2023年度は,研究実施計画に基づき,2022年度からの継続課題として,実環境における環境振動・騒音の測定(【課題1】)および振動・騒音同時曝露に対する心理的反応の評価に関する心理実験(【課題2】)に取り組むとともに,振動・騒音同時曝露に対する心理的反応への影響因子の解明に関する検討(【課題3】)を開始した. 【課題1】については,実居住環境において,道路交通および鉄道による環境振動・騒音の同期測定を実施した.測定対象は,道路交通については平面道路,また鉄道については平面および高架軌道とした.それぞれの現場で数時間にわたる測定を実施し,ある程度代表的な特性を持つと考えられる振動・騒音を測定した.得られた測定記録の一部は,【課題2】で次年度に実施する心理実験において刺激として活用する. 【課題2】については,前年度に【課題1】で得られた実環境での測定記録を用い,振動・騒音同時曝露時に対する心理的反応に関する心理実験を実施した.当研究グループが過去に実施した研究では,騒音提示にヘッドホンを用いていたが,前年度に実施した実験装置の改良により,本研究ではスピーカーを用いた提示方法に変更した.最終年度に実施する【課題4】の振動・騒音同時曝露に対する心理的反応評価法の検討に向けて,実験データの蓄積が進んだ. 【課題3】については,【課題2】で得られたデータに基づき,心理的反応評価に影響を与える振動・騒音の物理的パラメータについて検討を開始した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実施計画において2023年度実施する予定であった,【課題1】実環境における環境振動・騒音の測定,【課題2】振動・騒音同時曝露に対する心理的反応の評価,【課題3】振動・騒音同時曝露に対する心理的反応への影響因子の解明の3課題は,おおむね順調に進展した. 【課題1】については,種々の条件に対する道路交通および鉄道による環境振動・騒音の測定データが蓄積されてきている.その一部を2023年度の【課題2】の実験に活用したほか,2023年度の【課題2】の実験に他のデータを活用するための分析を進めている. 【課題2】については,計画していた実験を順調に進めることができており,また得られた実験データに基づき,【課題3】についても検討を開始することができている.
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Strategy for Future Research Activity |
今後2か年で以下の課題実施を計画している. 2024年度には,2023年度に実施した3課題,すなわち,【課題1】実環境での環境振動・騒音測定,【課題2】振動・騒音同時曝露に対する心理的反応の評価,および【課題3】振動・騒音同時曝露に対する心理的反応への影響因子の解明に関する検討,をそれぞれ継続する.【課題1】は2024年度で終了する予定であり,その結果は次年度にも予定している【課題2】の実験および【課題3】の検討に活用する. 2025年度は最終年度であり,【課題4】振動・騒音同時曝露に対する心理的反応評価法の提案を行う.【課題2】で蓄積してきた実験データおよびそのデータに基づく【課題3】の検討に基づき,振動と騒音の複合的影響や相対的寄与度を評価できる方法の構築を試みる.
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)