Project/Area Number |
23K23040
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Project/Area Number (Other) |
22H01772 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 26020:Inorganic materials and properties-related
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Research Institution | Fukui University of Technology |
Principal Investigator |
安坂 幸師 福井工業大学, 工学部, 教授 (50361316)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,030,000 (Direct Cost: ¥13,100,000、Indirect Cost: ¥3,930,000)
Fiscal Year 2025: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥10,920,000 (Direct Cost: ¥8,400,000、Indirect Cost: ¥2,520,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
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Keywords | ナノカーボン / 透過電子顕微鏡法 / その場観察 / その場透過電子顕微鏡法 / 同期計測 / マニピュレーション / カーボンナノ材料 |
Outline of Research at the Start |
カーボンナノチューブやカルビンなどの一次元カーボンナノ物質は、その構造に起因して特異な電気的、力学的、光学的特性を発現することが期待されている。しかしながら、一次元カーボンナノ物質個々の大きさは、原子オーダーと極めて小さいことから、これまで一次元カーボンナノ物質個々の構造と対応させて特異な特性を直接解明した実験的研究は限られてきた。そこで本研究では、原子レベルの分解能で構造観察でき、かつ電流や電圧、光などの物理量の変化をその場で同時測定できるその場透過電子顕微鏡法による構造・物性研究の基盤を確立し、一次元カーボンナノ物質の特異な特性を実験的に解明することを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
カーボンナノチューブやカルビンなどの一次元カーボンナノ物質は、その構造に起因して特異な電気的、力学的、光学的特性を発現することが期待されている。このようなナノスケールで構造が制御されている一次元カーボンナノ物質の物理的特性は、物質個々の構造の違いに応じて敏感に変化するため、その特性の本質を明らかにしようとする研究では、物質の集合体を用いた統計的な評価だけでなく、物質個々の構造と物性を対応させて評価を行うことが求められる。しかしながら、一次元カーボンナノ物質個々の大きさは、ナノメートルオーダーと極めて小さいことから、これまで一次元カーボンナノ物質個々の構造と対応させて特異な特性を直接解明しようとする実験的研究は限られてきた。本研究では、原子レベルの分解能で一次元カーボンナノ物質の構造を観察でき、かつ電流や電圧、光などの物理量の変化をその場で同時に測定できるその場透過電子顕微鏡法による構造・物性研究の基盤を確立し、一次元カーボンナノ物質の特異な特性を実験的に解明することを目指す。本年度、所属研究機関の変更にともない、研究環境の整備を進めつつ、その場透過電子顕微鏡法による一次元カーボンナノ物質の観察・計測技術の確立に取り組み、アモルファスカーボンにより先端や側面が覆われたカーボンナノチューブからなる電子エミッタを作製して透過電子顕微鏡内でその場電界放出実験を実施し、その場透過電子顕微鏡法による観察・計測技術および電界放出特性に関する知見を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
年度途中での所属研究機関の変更にともない、研究環境の整備に時間を要しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策としては、基本的に本研究計画に沿って実施する。
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