Project/Area Number |
23K23277
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Project/Area Number (Other) |
22H02009 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 31010:Nuclear engineering-related
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
南戸 秀仁 金沢工業大学, 産学連携室, 教授 (30133466)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 賢一 九州大学, 工学研究院, 教授 (30324461)
加田 渉 東北大学, 工学研究科, 准教授 (60589117)
岡田 豪 金沢工業大学, バイオ・化学部, 准教授 (90757840)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,290,000 (Direct Cost: ¥13,300,000、Indirect Cost: ¥3,990,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2022: ¥5,980,000 (Direct Cost: ¥4,600,000、Indirect Cost: ¥1,380,000)
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Keywords | RPL / リアルタイム線量計 / 粒子線治療 / リアルタイム線量計測 |
Outline of Research at the Start |
がん等の粒子線治療の現場で必要となる線量評価に利用可能なラジオフォトルミネッセンス(RPL)現象を利用したリアルタイム線量計の開発を目指す。その中で,線量評価に最適な放射線誘起蛍光体の探索・開発およびその重粒子線治療や中性子線治療への応用を図る。研究成果はより安全安心な放射線治療の発展につなげられる。
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Outline of Annual Research Achievements |
新規RP材料を用いた、リアルタイム線量モニタリングシステムの開発を研究目的としている。同システムの開発にはビルドアップを示さないRPL材料を利用する事が必要不可欠であり、従来のRPL材料ではビルドアップ(放射線照射直後からみられる蛍光強度の時間的増加)を示すため、新規材料の開発が必要であった。このような背景のもと、初年度は候補材料となるビルドアップを示さない新規RPL材料の探索を行った。材料は主に遷移金属や希土類金属を賦活した無機セラミックス材料とし、高温電気炉を用いた固相反応法により合成した。比較的生体等価性の高いホウ酸塩、ケイ酸塩、硫酸塩およびリン酸塩化合物に全28種類の添加物をそれぞれ賦活した材料を網羅的に合成し、RPL特性のスクリーニング調査を行った結果、4種類の材料でビルドアップを示さないRPLが認められた。したがって、次年度以降のリアルタイム線量モニタリングシステム開発に向けた候補材料の準備が整った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していた「ビルドアップを示さないRPL材料」の開発に成功したため、予定通り順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
初年度で開発した新規RPL材料を用いたリアルタイム線量計測システムのプロトタイプを構築する。また、継続して新規RPL材料の探索を進め、より性能の高いシステム開発を目指す。
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