Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
望みの置換形式の含硫黄多環式化合物を自在に合成できる手法が強く望まれている。これに対して、本研究では、逐次アライン発生法と、含硫黄骨格構築法の開発にそれぞれ取り組み、これらを組み合わせることで新しい多環式含硫黄骨格を形成する手法を開発する。具体的にはA) 複数のアライン発生部位を有するビルディングブロックの創製と逐次アライン反応の開発、B) アラインと有機硫黄化合物との反応の高度化、C) 含硫黄多環式化合物の新規合成法の開発に取り組み、これらを組み合わせ、D) 4つ以上の縮環骨格を有する新規含硫黄芳香族化合物を合成する新手法の開発に挑戦する。