Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
液晶の中に多数のナノ孔を開けることができれば、流動性のある柔らかいナノ空間として包接したゲスト分子を任意の方向に配向化(流動配向) 、熱や反応による相転移を利用してゲスト分子の可逆的な吸脱着、ナノ空間を分子フラスコと見なした柔らかい反応場の構築など、ナノ空間内の化学現象とマクロ物性がシンクロナイズする機能を用いた、さまざまな応用展開が期待できる。本研究では、流動性ナノ空間の内部に、共役高分子、イオン伝導性物質、プロトン伝導性物質 、電荷移動錯体などを内包させることにより、相転移性や配向性、運動性を制御できるソフトマテリアル構築を目的とする