Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
室温でのフッ化物イオン伝導率を高めることは、既存のリチウムイオン電池の性能を凌ぐフッ化物イオン電池の室温使用への道を拓く。しかし、無機フッ化物自体の種類が少なく、その合成方法も限られている。本研究では、この着想に基づきフッ素を積層構造間へ導入し、(A)フッ素の化学結合の役割とその機序解明することで、(B)多結晶体で室温において超イオン伝導(mScm-1台)を達成することを目的とする。目的達成の暁には、化学結合の観点からフッ化物イオンの性質を伝導へと最大限集結する学理基盤を形成できる。