Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
植物は土壌の栄養環境に応じて、根における栄養素の吸収量や各器官への輸送量を絶えず調節しながら生長する。我々はこれまでに、モデル植物であるシロイヌナズナにおいて、根から葉へカリウムを輸送する機構を統一制御する転写因子MYB59を見出し、さらにMYB59は低カリウム条件下においてmRNAの配列が調節させることで活性化することを発見した。本研究は、MYB59のmRNA配列調節を制御する責任遺伝子を同定し、植物 の土壌環境適応におけるmRNA配列調節の分子機構の存在を初めて明らかにすることにある。