Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
大腸菌や緑膿菌など動物病原細菌と比較して植物病原細菌では走化性受容体遺伝子の数が多く、Pseudomonas syringaeでは約50の走化性受容体遺伝子が存在する。本研究ではモデル植物病原細菌であるP. syringae pv. tabaci 6605 (Pta6605)を材料に、全受容体遺伝子の変異株の作出とその解析により、病原力に必要な走化性受容体とそれら受容体のリガンドを同定する。また、これまでに受容体変異により走化性以外の表現型が変わること、病原細菌をリガンドで処理すると病原力遺伝子発現が変動することが知られており、本研究ではそれらの機構も解明する。