Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
これまでの高血圧症の病態研究の多くは、心臓、血管、腎臓、脳、免疫器官等を標的に行われてきた。これに対し、毛細リンパ管の過形成により体液を貯留し、血圧調節に寄与する、と指摘した論文に注目した。申請者は、「リンパ管収縮あるいは形成異常がリンパ管内の体液貯留に影響することで、間接的に血圧上昇をもたらしているのではないか」と考え、現在研究を進めている。本研究では、集合リンパ管機能障害の原因因子についてリンパ管収縮および拡張機能の2つの観点から検討を進める。また、血管機能との差異についても明らかにしたい。