Project/Area Number |
23K23839
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Project/Area Number (Other) |
22H02575 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 43030:Functional biochemistry-related
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
森戸 大介 昭和大学, 医学部, 講師 (20514251)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,290,000 (Direct Cost: ¥13,300,000、Indirect Cost: ¥3,990,000)
Fiscal Year 2024: ¥6,760,000 (Direct Cost: ¥5,200,000、Indirect Cost: ¥1,560,000)
Fiscal Year 2023: ¥6,760,000 (Direct Cost: ¥5,200,000、Indirect Cost: ¥1,560,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
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Keywords | ミステリン / RNF213 / ユビキチン / オルガネラ / 自然免疫 / 炎症 |
Outline of Research at the Start |
ユビキチン化は従来、タンパク質に対して起こる修飾として理解されてきた。タンパク質分解の引き金となる他、広汎なタンパク質の機能・局在等の制御に関わっている。加えて最近、脂質、糖質、核酸等を標的としたユビキチン化修飾が見出されている。本研究では、独自に構築した解析基盤に立脚して、細胞内膜上で起こる脂質ユビキチン化の機能・メカニズムの解明に取り組む。
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Outline of Annual Research Achievements |
低分子量タンパク質ユビキチンはATP依存的に活性化され、多段階の反応を経て基質分子に付加される。このような修飾であるユビキチン化は長らく、タンパク質に対してのみ起こる反応として理解されてきた。ユビキチン化修飾はプロテアソームやオートファジーによるタンパク質分解の引き金となる他、広汎なタンパク質の機能・局在制御に関わることがよく知られている。これに加えて近年、タンパク質以外を標的としたユビキチン化反応が相次いで見出されている。その機能について解明の途上にあるが、最初に見出された例として細胞に感染したサルモネラ菌の膜表面に存在するリポ多糖を基質として、細胞内在性のユビキチンリガーゼによるユビキチン化が起こり、続いてオートファジーによる細菌の除去やユビキチン化を起点とした炎症の活性化が起こることが知られている。この一連の反応は外来性の膜に対する細胞自律的な抗菌応答の一角を占めるものとして理解できるが、研究代表者らはこれに関連した反応がさらに真核細胞がもともと備えている内在性の細胞内膜上でも起こる可能性を見出した。昨年度まで細胞内膜系における脂質ユビキチン化の検出系構築およびその機能の探索に取り組み、一定の進捗があった。今年度これらについて継続して行うと共に、ミステリン標的膜の多様性とその特異性制御メカニズムの解析、ユビキチン化膜の特異的かつ大量抽出系の構築、膜ユビキチン化の機能探索などに関して進捗があった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画をほぼ予定通りに進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
当初計画の通りに進める。機能解析をより充実させる。
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