Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
リニアモーターとして知られている「バクテリアIV型線毛 重合/脱重合 マシナリー」に、回転モーターとしての機能が内在しているという科学的仮説を、4年間の研究期間内で厳密に証明する。申請者がこれまでに開発した、生体分子を高精度で検出する光学顕微鏡技術を駆使し、線毛が一方向に回転しながら細胞本体に引き込まれる様子をライブイメージとして直接的に可視化する。最終的には、線毛の構造およびアーキアべん毛モーターとの類似性を詳細に検討することで、分子モーター動作原理の本質的な原理構築を行う。