Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
ヒトの細胞では約50%のタンパク質が、複数のサブユニットからなる複合体として存在するが、複合体に入れなかったみなしごサブユニットは分解される傾向にある。みなしごサブユニットの蓄積は細胞毒性を示す場合があり、その処理機構は細胞の恒常性にとって重要である。しかし、哺乳動物細胞がどのように、みなしごサブユニットを取り扱うのかについては十分に理解されていない。本研究では、ミトコンドリアのタンパク質複合体である呼吸鎖複合体とミトコンドリアリボソームに着目し、そのみなしごサブユニットを蓄積させない仕組みを明らかにする。