Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本申請課題では、生物表面のもつ機能の模倣に加え、「機能の持続性」までも模倣した新奇機能材料の創発を目的とする。具体的には、高粘度の花粉に繰り返し触れても毛の凝集を防ぎ、接着・脱着機能を永続的に持続しているハチの微細毛機能を解明する。その機能持続性に関連していると考えられる弾性率傾斜構造の数理モデルを導出し、その知見を工学的に展開する。本研究の達成により、未開だった生物模倣機能の持続性を有する材料創成に結びつき、これからの持続可能な開発目標(SDGs)と合致した材料開発への展開が期待できる。