Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
大人になってからの攻撃性を悪化させるリスク因子の1つに、幼少期や思春期におけるネグレクト(育児放棄や孤立)が知られている。雄マウスにおいても、若齢期からの社会的隔離ストレスにより攻撃行動が増加する。近年、腸内細菌叢と様々な精神疾患の関係が報告されており、腸内細菌叢の変容が情動や社会行動に影響することが示されている。本研究は、社会的隔離ストレスによる攻撃行動の昂進にかかわるメカニズムとして腸内細菌叢に着目をし、そのしくみを明らかにしようとするものである。