Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
舌で主に発現している味覚受容体は、腸管にも発現し、何らかの機能を果たしていることが示唆されてきた。本研究では、その機能を具体的に、どのような入力により、どのような細胞内カスケードが駆動し、どのような出力がおこるのか、影響の及ぶ生理機能も含めて解明する。ヒトに近い遺伝子構造や蛋白質の性質を示す非ヒト霊長類を用いることにより、in vitroの系だけでは得られない総合的な知見が得られると期待される。動物本体だけでなく、共生細菌叢との相互作用による新たな知見も得られると考えている。